ドラマ【海の上の診療所】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/10/15 11:02:20
【感想】結論から言うと、まぁそれなりに面白かったです。あまりフジテレビらしくない、どちらかというとNHKでやってそうな雰囲気のドラマ。ただ、あまちゃん人気にあやかろうというフジテレビらしい意図が見え見えなのはちょっとどうかなw あまちゃんファンにはいいだろうけどね。福士、荒川などのあまちゃんに出ていたキャスト、そしてエンディングには鉄拳によるパラパラアニメ、福士の「じぇじぇじぇ」という台詞などw まぁそれはいいとして、医療物の皮をかぶった恋愛物かと思いきや、結構医療面もちゃんと描いていたのは意外でした。と思ったら、あのコトーを手がけたスタッフの手によるものだったのね。これはちょっと期待できそう。航太は総合診療医なので病状や患者の様子を見て、どんな病気か的確に察知できるんだね。普通総合診療医は手術とかはしないと思うけど、まぁいろいろあるんでしょう。あと、瀬戸内に住む身としては、わりとありきたりの映像だったのだけど、都会に住んでる人には美しく見えるんだろうか。海が舞台ということで、どちらかというと夏向けの作品だと思うんだけどなぁ。ストーリーの方は、もうちょっとコメディを強調してもいいかなぁと思いました。医者として腕はいい、見た目もいい、でもどこか抜けてて彼女ができないという主人公の設定はなかなかいい。あとは翔太の演技力と演出だな。元ヤンの眞子が広島出身という設定には笑ってしまった。確かにいますよ、あんなのw この田舎でもたまに珍走団が夜に走ってるしねw ただ、地元だけに方言の指導がかなりいい加減なところがちょっと気になったり。広島弁のイントネーションってかなり特徴的で、関西弁とも九州弁とも違って、知らない人には難しいんですよね。まぁ瀬戸内ということで、広島に限った話ではないのでいいんですけどね。話の内容は、今時珍しいかなりストレートでわかりやすいもの。寅さんだってここまで単純な話はなかなかなかったんじゃないのってくらいw ただ、最近たまにBSで放映している寅さんの映画を見たりすることもあるんですが、典型的な様式の中にも、なんかちょっとぐっとくるものがあるんですよね。例えば、寅さんが団子屋に帰ってきた時に、叔父夫婦に自分がこんな風に生まれついてごめん、みたいなことを言ったりするんですよね。ああこの人、自分がダメ人間だってことわかってるんだな、それでいて自分ではどうしようもないんだなって思わせるんですよね。ただ好きで放蕩生活をしてるわけではないと。このドラマにも、そういうぐっとくるシーンがあればいいんですけどね。初回はちょっと惜しい感じだったかな~。あの太鼓たたいてた人が造船を学んでいたことがわかるタイミングをもっと考えればよかったかもしれません。まだ初回なのでキャストの息もイマイチな感じがあったので、これからに期待ですな。