ドラマ【海の上の診療所】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/10/22 10:23:55
【感想】うん、このドラマのスタンスがだいぶわかってきました。確かにコトー+寅さんではあるのですが、もうちょっと正確に言うと、コトーの原作から明るい部分だけを抜き出し、医療パートを軽めにして、寅さん風のストーリーに仕立てたって感じです。ドラマしか見てない人はわからないかもしれませんが、コトーの原作は結構コミカルな部分もあったんですよね。ドラマではシリアスな面のみ強調され、主人公のコトーは神格化されてましたが、原作ではわりと優柔不断な性格で、カップ麺しか食べなかったり、暑さが苦手ですぐバテたりと、人間的な面も結構ありました。航太のキャラは、原作コトーのちゃらんぽらんな部分だけ抜き出したような感じですね。ただ、凄腕の医師であるという点は共通してますが。また、このドラマは人間関係を描きたいがため、医療部分は必要最低限くらいに抑えられてますね。今回の医療ドラマっぽかったところは、遼が足に怪我をしたのを治療するところと、薫のぜんそく悪化の原因がシックハウスであることを見抜いたところくらいですしね~。ボリューム的には少ないですが、いいアクセントにはなってると思います。しかし、薫があのおっさんとくっついちゃうとはね~。遠足についてきたところから、怪しいなとは思ってたんですが、あのご面相ですから、まさかAKBの篠田と恋仲の役をやるとは思わなかったですよ。いや、わかってはいたけど、気づかないふりをしていたと言うか…。多分あまりイケメンの俳優さんにすると、視聴者が最初から怪しむからなんでしょうねw 納得できなかったのは、やはり遼が怪我をしたのは、紛れもなく薫の責任であるということ。大の大人が3人もついていて、子供はたった1人しかいないのに、一瞬でも目を離したのは、教師の責任が問われてしかるべきでしょう。1人ならどうしても目を離さなければならない瞬間もあるでしょうが、3人いたのですから、重責のある薫が、他の2人に遼に付き添うよう頼むなど、すべきでした。ただまぁね、どうしてもこういう場合、責任問題になっちゃいますけど、基本子供はバカですからね。大人の制止を振り切って走り出したりすることはありますよね。その場合、大人に責任があると言うのは酷な話ですが、それでも社会的に責任が誰にあるかというと、大人の方になっちゃうんですよね。あと、思うに翔太の二枚目半的なキャラクターって、これが初めて?のような気がします。あくまで私が初めてなのかもしれませんが、意外と合うような気がしますね。今のところまだ少し慣れてないかな?という気はしますが、きっと回を重ねるごとにしっくりいくんじゃないかなと思います。武井のツッコミ役はなかなかいいですね。元ヤンという設定も納得がいくw ただ、広島のヤンキーはあんな喋り方はしないですねw 方言バリバリですからw