ドラマ【科捜研の女】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/10/25 12:12:19
【感想】あー、やっぱり鷹城が犯人だったか。先週、犯人の最有力候補と書いたのは、間違いではなかったですね。疑問だったのは動機の点だけだったわけですが、今回その動機も明らかに。それは秀実が過去に関わった事件の被害者と婚約していたというもの。しかも彼女のおなかの中には赤ちゃんが…。つまり出来婚だったわけですねw そして拉致された川寺が、その事件の犯人だったと。なるほどなー、それで彼は秀実が行った鑑定に対して疑念を抱き、そちらの世界に入っていったというわけか。とても大学生には見えなかったけど…。でも、20年前、DNA鑑定が導入されたばかりの時代で、古くなったタバコの吸殻についていた唾液だけで断定するのは、確かにとても危険です。確か当時の精度は、数百人に1人くらいの確率だったんじゃないかな。800人くらいだったかな。てことはですよ、現在京都市だけでも150万近い人口がありますから、精度が1/800だとすると、京都市に同じ鑑定結果が出るDNAを持つ人が1800人以上もいるということになるんです。これは秀実でなくても断定しかねますよね。実際鑑定の精度が上がり、昔のDNA鑑定で有罪とされた人物が無罪になったという話が、数年前にありましたよね。今回の話は、その逆を行くような話でしたね。ただ、鷹城の行動には少し疑問が残りました。何故彼はマリコたちが自殺だと鑑定した秀実の死因を、もう一度鑑定して自殺だと断定したのでしょうか。それと、20年前の事件に関わった秀実と川寺の殺害を計画したのはまだ分かりますが、マリコまで殺そうと考えていたのはちょっとよく分からない。彼女は関係ないですよね? また、共犯者の甲野まで殺してしまったのはやりすぎでしたね。彼はろくでなしですが、殺すことはないだろう。偶然、川寺が20年前の事件の犯人だと知って、箍が外れてしまったんでしょうかね。あとよくよく考えてみると、秀実を殺す理由もないんですよね。あくまで婚約者を殺したのは川寺であり、秀実はその鑑定を間違えただけ。いや、間違えたのではなく、正確に鑑定できなかったと言ったほうがいいでしょうか。長年科学に携わってきた鷹城なら、秀実の判断が間違いではなかったことは、よく知っていたはずです。それに秀実を殺そうが川寺が捕まって極刑に処されようが、婚約者も赤ちゃんも帰ってこないんです。復讐するのは川寺だけにしておけば、まだ裁判員裁判で同情を得られただろうに、2人殺害、2人殺人未遂では、それこそ極刑は免れないでしょうね。婚約者の死により、自分が科学者を目指し、相応以上の実績を残すことができた、それで終わらせとけばよかったのにねぇ。まぁ、それだと科捜研の女にならないわけですがw あと、マリコ相変わらず無茶しすぎw あんな怪しい部屋に1人で侵入したら、そりゃ殺されそうにもなるわなw