先祖伝来の贈り物。
- カテゴリ:30代以上
- 2013/11/05 11:27:40
心理学的にいって、人は「ちょっと不幸」な雰囲気を好むのだそうです。
「絶対安全の恐怖」も大好きらしい。
だから、お化け屋敷やジェットコースターには、
お金を払っても、行列を並んでも参加したいのだそうな。
冒頭の「ちょっと不幸」な自分を、好む人は、
メランコリック親愛型といって、
「なんて、自分って、生きるのが不器用なんだろう」ぐらいの郷愁に、
親しみを感じて、身を置きたがるといいます。
わたしの知人にも、いました。
わざわざ、厄介なことになるのに、
問題を引き受ける。
そしてやっぱり、厄介なことになる。
その厄介なことに、関わった自分を、顧みて、
「わたしって、不幸な星を背負っているのね」で、
友人たちに、不幸披露をして(喜んで)いるように見える。
厄介な程度で、終わればいいが、
その知人の場合、
面倒をかけた人が首つり自殺をしました。
場所は、その知人のアパート。
こうなってくると、
メランコリック親和型では済まされないでしょう。
そりゃあ、精神的打撃も含めて、
後始末が大変でした。
以来、わたしは、
「秋だわ、なんとなく物憂い気分」というのを警戒します。
秋の日の、ヴィオロンのひたぶるにうらがなし・・・という空気が、
人間のもって生まれた哀愁を好む傾向なら、
5分も浸れば、
「よしっ!終わりっ」と切り替えるようにしています。
DNAの負の遺産相続の罠には、はまらないぞっ。
ロクなことがないんだから、もう。
この話に出てくる知人が、正しくそれなんです。
「え?なんで?」
「そりゃ、まずいでしょ?」って何度言ったことか。
だからやっぱり、「ちょっとブルー」が好きなタイプですね~。
ま。
それが好きなんだから、いいんですけど。
見ていて、どっか歯がゆいのが・・・。
不幸を好む人って確かに居ます。
二者選択の場合、どうしてそっちを選ぶの?って不思議に思うくらい
悪い方を選びますね、経験値に関係なく。
「これ過ぎたら多分いい事ある」は、真実ですねー。
英文のことわざに「すべての雲の裏には、銀の裏地がある」というのがあります。
雲が厚ければ、厚いほど、太陽のひは遮断されますが、
その銀の裏地も、厚いので、自分の財産になるという意味のことですが。
わたしも、このことわざにずいぶん慰められました。
たとえて言うと、このメランコリー親和型っていうのは、
陽は照っているのに、日陰を好むんでしょうかね。
適度な日陰は、分かりますが、
ジメジメした暗い場所にばかりいると、
やっぱりどっか不健康になるという話しでした。
チャンチャン。
どうしても関わらずを得ない場合や、嫌な事があった時には
「これ過ぎたら多分いい事ある」
と思ってやってます、で、実際負の出来事の後って正の出来事があるんですよね。
ジェットコースターやお化け屋敷はわかりますが、
どうしても不幸な方にいきたがる人ってのはちょっと心境がわかりません。
ちなみに私はお化け屋敷派です、ジェットコースターは事故ったら死にますが
お化け屋敷は作り物でしょう?という考えだからです、でも廃墟とかに行けって言われたら
無理w