ストンの夢
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/11/07 11:17:57
白い鳥さんは
いつ来てくれるのだろう
石のストンは思いました
もう約束の日は過ぎているのに
石のストンは河原の石
大きさは30センチくらい
いつも水に半分つかりながら
もうかれこれ150年はそこに居る
大丈夫もうすぐ来るよ
カゲロウのシマーは言いました
でも心配だね何かあったのかな
オケラのケットも不安げに言いました
二人はいや彼ら二匹はストンの友達です
ストンの下の隙間に住んでいます
ストンは白い鳥さんが大好きでした
いつもストンの上に乗り歌をうたってくれます
そしてくちばしでストンの頭を
コツンコツンと突っつきます
ねぇねぇ僕にキスをしてくれる
鳥さんがいるんだよ
これがストンの自慢の一つでした
でも今年はまだ鳥さんはやってきません
ストンは夢を見ました
空を飛んでいます
シマーとケットもいっしょです
白い鳥さんも横を飛んでいます
こんにちは
こんにちは
いつ来てくれるの
鳥さんにたずねようとしました
その時です物凄い嵐がやって来て
鳥さんは海の底へと落ちて行ってしまいました
目が覚めるとストンは泣いていました
シマーとケットも心配そうに見ています
どうしたのシマーがたずねました
白い鳥さんが・・・
ストンは大きな声を上げて
鳴きだしてしまいました
それからどうなったかって?
オケラのケットがぼやいています
最近ストンの上で日向ぼっこができないんだ
なにせヘタをすると食べられちゃうからね
でも鳥さんの歌が聞けて楽しいな
そうです
鳥さんが遅れて戻って来てくれたんです
コツンコツン、コツンコツンと
ストンを突っつく音が聞こえます
三人のいや一つと二匹の笑い声が
河原に響いています
皆さんも今度河原に行った時
耳を澄ませて下さい
水の流れる音の中に
小さな話し声が聞こえてくるかも知れませんよ
車窓から見える河原に
たくさんの白い鳥が見えました
もう冬間近なのかな
なんて思ってます
河原の石をどけると
小さな生き物がたま~に出てきます
彼らは石の友達なんですよ
きっとね
そう、曲の感想を忘れてました
良い曲ですね
パソコンに取り込んであります
心に響きますね
次の曲を期待しちゃいます
本当は明るい詩が書きたいのですけど
難しいですね
コメントありがとうございます
そうですね自分も橋の上から
川を覗き込んだ時を思い出しました
何気ない景色に
何かがある
いつもそんな気がしています
詩を読みながらその河にストンや仲間が思い浮かび、楽しい景色が広がっていました。
微笑ましい温かな詩ですね。^^
曲、聴いて下さりありがとうございます。^^
見上げる空は からっぽなんかな きっと広すぎるんよね
いやいや 友達がいるから寂しくはないのかな^^
家に近くの川は大きな石がゴロゴロしてるんだけど
コイとかの巣になってる模様w
橋から覗き込んだ頃を思い出しました^^
オケラは英語でモールクリケット
の後ろのケット
カゲロウは文章では昆虫なんですが
昆虫じゃないほうの陽炎の揺らぎ=シマー
全く勝手につけてます
今回は英語です
知らない世界でも
仲間はきっとたくさんいる
僕らはみんな生きている~♪
の感じですね
そして鳥さんとも友達なんだろうね 現実は食べられてしまうこともあるけれど^^;
私の大スキなセカンドさんワールド展開~嬉しくなっちゃいます
石さんはストン・・これは分かるんだけれど シマーとケット・・何語からとったのかしら?
セカンドさんの名前のつけ方がとっても面白くて楽しい^^
白い鳥さんが戻ってきてくれてよかったね
地球上の・・ううん この広い宇宙・・すべてのものが友達ならいいねぇ~
どこに行っても笑顔が溢れ 優しさに包まれながら幸せな時が流れるんだ
死んで天国に行くのじゃなくて生きているときも天国ならいいのにね
幸せは人それぞれが感じるもの・・日々の生活のなかで沢山の幸せを感じたいね
時々寂しいときがあるけれど こんな優しいお話を読むと心が和みます
なぎさ商会が推薦絵本にいたしましょう~~「ストンの夢」 近日発売予定~~~^^v