Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


秋の終わりに


都会から離れた小山のうえに
あなたと行ったわね
もう小寒になった春の日に
木々も寒くなった晴れの日に
秋を見つけに行ったわね


「ちゃんとコートを着ておいでよ」
そんな一言を守りながら
坂道を歩いたわね
「ほらご覧、春の日を待っているんだ」
もう冬の準備をしながら


車に戻って
ポットの温かいコーヒーを飲んだわね
暖かくなるのは
心身だけじゃなくて
心まで温かくなったわね


山道を下って
すべるように走る車
しんみりとした曲を聴きながら
心がとろけていく
あの瞬間が嬉しい


冬を過ごして
春になる頃
もう一度ここに来たい
あなたの腕につかまって
小山の道を歩きたい


「また来ようね」
その一言が嬉しい
寒くなんかない心
暖かくなるのを待って
街にと帰っていく




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