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シン・ドラマ汁


ドラマ【八重の桜】【ハードナッツ!】

八重の桜
NHK 日曜夜8時~

【あらすじ】新島家久栄が訪ねてきて、八重に「あの人嫌い」だと言う。しかしの両親に遠慮したからか、詳しくは語らずに去って行ってしまう。がまだアメリカに滞在している時、日本宣教団体が同志社女学校の廃校を勝手に決めてしまい、派遣されていた教師たちも撤収。八重はこれを機会に宣教団体に頼っていた学校の運営方針を転換する決意をする。そして京都の商工会会長を務めていた覚馬に頼み、商工会の会員たちに寄付を募るが、なかなか思うようには集まらない。

【感想】実は私、時栄が離縁されることを知りませんでした。覚馬のwikipediaには載ってなかったもので。そしてネットの各所に、八重の桜の視聴者にとってかなりショッキングな史実が掲載されていました。それは、時栄を離縁させたのは八重本人だということです。正直今回の展開を見て、何故時栄が離縁されなければならなかったのか、わからなかった視聴者は多かったんじゃないでしょうか。いくら不義密通にうるさい当時とはいえ、手を握ったり抱きすくめられたりしただけで、離縁というのは行き過ぎでしょう。しかし実際は、覚馬の書生と時栄は不義密通した挙句、子までなしていたらしいのです。しかし覚馬はこれを許そうとしました。恐らくこの頃すでに覚馬は子をなす能力を持っていなかったんでしょうね。そして自分自身、故郷の妻を裏切って、後妻を娶ったという負い目もあります。そして不義の相手は自分が自宅に招き入れた男。自分さえ我慢して妻を許せば、今まで通りの生活が送れると考えたのでしょう。しかし八重はそれを許しませんでした。今までのお話から、八重がどれだけ勝気で男勝りであるかは、視聴者もよくわかっていると思います。その上、兄の言うことなら何でも聞くくらい、覚馬を崇拝しています。だから、うらの時は許したんでしょう。それまで会津で苦しい時期ずっと一緒に過ごしたうらと別れ、自分より年下の兄嫁を受け入れることを選んだのです。しかしそれだけに、兄を裏切った時栄を許せなかったのでしょう。ドラマではそれを、久栄のためわざと時栄につらく当たったという表現でごまかしていました。私は先に書いたように時栄の離縁については、それ自体知らなかったので(ずーっと前に読んだことがあるような気もしますが、完全に忘れていました)、ドラマを見た後、何か納得いかないというか、奥歯にものが挟まったような感じが拭えませんでしたが、ネットで史実を知って腑に落ちました。まぁ、あくまで主人公マンセーが大河ドラマの主旨ですので、非情ともとれるこのエピソードを、改変せざるをえなかったのは、仕方ないかもしれませんね。逆に言えば、八重はそれだけ苛烈な女だったわけです。だからこそ会津戦争で城を守るために、男に混じって鉄砲で敵を殺すことができたんでしょうね。「ならぬことはならぬ」という会津精神は、まだ生きていたというわけです。ただ、覚馬は寂しかったでしょうね。すでに肉体関係はなくなっていた妻、彼にとってこれほど都合のいい女中はいなかったでしょうし、心の支えでもあったでしょうから。ただやはりその心の支えである時栄に裏切られたショックで、八重の正論を受け入れてしまったんでしょうね。


ハードナッツ!~数学girl~の恋する事件簿~
NHK 日曜夜10時~

【あらすじ】水道の浄水器カートリッジに異物が混入され、多くの被害者が出る。犯人は警察に犯行声明を送りつけ、今度は致死毒を混入すると宣言、その浄水器メーカーは謝罪と製品回収に追われることに。一方くるみは、文章を計量文献学で分析し、男性を夢中にさせるラブレターの書き方を研究していた。そんな時、浄水器の毒混入事件を知らずに、その浄水器から出た水を飲み、倒れてしまう。薄れ行く意識の中、倒れた場所にあった新聞で事件を知ったくるみは、伴田に電話をかけ助けを求める。

【感想】今回、伴田の裏組織との関係が少しわかりましたね。どうやら警察に就職する前からの昔なじみの様子。昔荒れていた時期でもあったのでしょうか。その頃の友人はヤクザに、自分は警官になったということなんでしょうかね。しかしその頃から裏社会と普通に接していたせいで、今でも違法賭博など日常的にやっていると。ただそうなってくると、伴田はヤクザに弱みを握られていることになりますよね。それとも彼自身が警察に送られたスパイの可能性もなくはない。でも今回その裏組織の友人と会った時「おまえが刑事になるとは思わなかった」などと言っていたことから、警察に就職したのは伴田自身の選択だったと思われます。そういえば初回の冒頭で、彼は借金を負っているような発言をしたり、ホームレスらしき男に暴行したりと、怪しい行動をとっていましたね。一体どういう人物なのでしょうか。何故裏社会とのつながりを持ったまま、警察への就職を選択したのか。まだまだ謎の多い人物ですね。さて今回の事件ですが……くるみは数学の天才かもしれませんが、人間的にはまだまだバカですねw 敵の本陣にたった1人で乗り込んで、しかも社長を呼んでおきながら、隠してあったパソコンのデータをじっくり見るとか…。そりゃ見つかって当たり前w まぁ最初の謝罪会見のシーンで社長が目黒祐樹だったのがわかった時から、この社長怪しいって思ってましたからねw しかも買い物するとか言ってたのに、運転手の車から降りたのは、人通りの少ない住宅街のような場所。買い物して帰るなら、普通その店の前とか近くにつけてもらうものでしょう。あと不自然だったのは、身代金受け渡しが失敗してから、すぐにそれが報道されたことですね。誘拐事件はよほどのことがない限り、非公開捜査で進められるものだと思ってました。例えば幼女とかがいなくなって何の連絡もない場合とか、脅迫はあったけれど途絶えて久しいとか、身代金受け渡しが失敗して被害者を殺したという犯人の犯行声明があったりしたとか、そんなことでもない限りは。で、今回出てきた「計量文献学」ですが、これは文系にとっても面白そうな学問ですね。初めて知りましたけどw 要するに文章のDNAみたいなものを解析するわけですね。実際に犯罪捜査にも使われたことがあるようです。ただこれ、特定の作家のファンが、毎日その作家の本を読み続け、それを真似て書いた作品があったとしたら、別人の文章だと分析できるものかなぁと思いました。そのファンに作家と同じくらいの才能があるとすれば、わからないかもしれないですよ。大抵の場合は内容の出来でわかると思いますけど、それって計量文献学で分析可能なものなのでしょうか。内容は、同一人物でも良し悪しがあるものですしねぇ。

アバター
2013/11/13 13:34
結構よくある話だと思うよw
アバター
2013/11/12 00:32
現代だと、たまにある話だよなぁ。



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