Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


重ねたリング


それでも日々は過ぎていくのだろう
近所の奥さんと立ち話をしたり
子供の参観日に行ったり
クリスマスにはケーキを焼いたり
サンタさんの役をやったり


それでも日々は過ぎていくのだろう
日記をつけるこんな夜は
ため息が出る
毎日が矢のように飛び去っていく
どんどんとかこは遠くなる


左指のリングには
彼と私の刻印が刻まれている
もう何年も経つのだろう
この指輪をはめてから
そしてもう一つ重ねてから


彼にはおしゃれにしか見えない
でも違う
別れたあの人のたった一つの贈り物
なぜわかれたのか
二人にしかわからない


今夜も遅かった彼に
おかずを暖める
重ねたリングろ色はかすれたけど
いつまでんこのままつけていく
うそつきの私を抱えながら




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