ドラマ【八重の桜】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/11/20 14:24:27
【感想】前回が昼メロのような展開だったとすれば、今回は若い人向けの恋愛ドラマでしょうかw この当時、蘆花は18歳、久栄は15歳だったと言いますから、気持ちはまさに、高校卒業して夢を追い上京した青年と、地元に残された年下の恋人といったところでしょうか。まだまだ恋に恋するお年頃で、生活のことなんかこれっぽっちも考えてはいなかったでしょうね。覚馬の娘として何不自由なく京都で平穏な日々を過ごしてきた久栄が、小説で食べていこうと考えているまだ無名な小説家のタマゴと一緒になっても、うまくいくはずがないですよね。それは大人なら誰でも火を見るより明らかだと思うでしょう。でもこの年頃って、愛さえあれば何でもできると思っちゃいがちなんですよね。そして、蘆花の方はどうやらさほど本気でもなかったらしく。やはり兄と比べられることが多く、自分も小説で名を上げたいという意志が強かったのでしょうか。1人で東京に行ってしまいます。久栄は、そういう正直なところがいいと言っていましたが、親代わりの八重としては、嘘でもいいから久栄を幸せにしますと言ってくれるような男性の方がよかったでしょうなぁ。でもあそこはまず、2人の仲を認めて駆け落ちを防ぐしかなかったと思いますね。小説家としては一流でしたが、人間的にはどうだったのか。それはまぁ、後世にいたってもそういう人っていますよね。一流の芸術家が人間的にも優れているかどうかは、人それぞれです。特に人の内面をえぐるような小説を書く作家は、一般人よりもナイーブで考えすぎる面があり、下手すると統失気味になって、自殺したりしますからね。そして、今回は八重が襄とともに北海道に静養に行きましたが、その時実際にユキと会ったという記録が残っているようです。ユキも捨松と同じく薩摩出身者と結婚しましたが、実は捨松よりかなり早い時期に結婚したようです。思うにユキは会津藩の武家に生まれましたが、会津戦争時には城内にたどり着けず、あの悲惨な戦争を味わっていないんですよね。もちろん彼女も新政府軍の目を逃れるため、かなり苦労したようですが、それでも仲間が殺されるのを目の当たりにした八重たちよりは、新政府軍への怨恨が少なかったのかな、とも思います。いずれにせよ、この2人が会えてよかったですね。
「黒い眼と茶色の目」で読むことが出来るが、
今は絶版となっており、頼みの綱の青空文庫にも掲載されていない。
ネットで調べてみたところ、やはり恋の障害となったのは八重だったようだが、
何故八重が反対したのかまでは、書かれていないらしい。
いずれにせよ八重はかなり苛烈な女だったようだ。
マンガや小説を書く人は多いが、その中で大成するのはほんの一握り。
バカと天才は紙一重。あとは、わかるな?
母のことがあるから、京都を離れたかった気持ちと、年頃だから、恋に恋するが合わさったんだろうな。
まじかで接している身からしても、作家は本当に独特な人が多いな。
岡田さんとおらは合っているけど、基本的に合わなくて離れて行く人が多い。