夕方のニュースで、39歳のニート君を見たの。
- カテゴリ:ニュース
- 2013/11/21 18:52:43
夕方のニュースで、39歳のニート君の就活をやってた。
結局、彼は社会に出るのを、またやめてしまったのだが、
あれは、"炎上”するだろうね。
あのニュースを見ていたほとんどの人は、
39歳のニート君の味方には、ならないだろう。
分かり易い仕立てだ。
ただでさえ39歳のニート君には、同情票はないだろうに、
最後の最後で、やっぱりひきこもりに戻って行ってしまっては、
見ている側も、やるせないわ。
誰だって、家にいたい。
朝から、早起きしなくってもよくって、
通勤電車にぎゅうぎゅう詰めにならなくてよくって、
うっかり痴漢に間違われずに済んで、
階段を踏み外しもせず、
上司に罵倒されることも無く、
取引先に気を遣わなくてもよく、
仲間内の人間関係に嫌気がささなくてよくって、
年末年始のあいさつも関係なければ、
「おはよう」さえ言わなくていい!
それで飯が食えて、雨露しのげる家に住めて、
春夏秋冬着るものに困らないでやっていけるのなら、
誰だって、家にいたい。
目先の問題を、全部先送りにして、
とりあえず今日のこの今の瞬間をやり過ごすことができるのなら、
明日も、明後日も、その明後日も、
居心地のいい自分の部屋に籠っていられる…と思っている。
むかし、その昔。
ニートという言葉もまだ定着せず、
ひきこもりなんて言う都合のいい解釈もなく、
一週間ほど学校に行きたくないと駄々をこねる小学生が、
まだ、学年に一人いるかいないかの時代、
あんたたちは、こんなには徒党を組めるほどのことも無かった。
その時代は、
不登校の子供たちが、こんなに増えるということも予想できなかった。
さて。
どうなるんだろうね、
これからさきは。
そんなにたくさんの若い人(39歳で?)が、
社会に出たくないと引きこもってしまっては、
さて、
どうなるんだろうか、
これからさきは。
結局は、門外漢なんですけどね。
でも、自分は、子供から育った経験があるので、
それを思い出しても、
うちの親は、よくやった方だなと思いました。
幼稚園の頃だったかな、
大阪のあいりん地区へ、わたしを連れて行ってね、
「こーゆー暮らしをしなければならない人たちがいる」と教えられました。
それは、それは、恐かったのを覚えています。
思えば、真剣な教育でした。
自分の足で立てるようにしてあげるのが、
親の最大の役目ですね。
お久しぶりです。
わたし、臨時で教える立場にいたことがあります(性格的に無理が来たので、やめましたが)
教育現場全体が、
「甘えの構造」でできているように感じました。
ほんとの優しさというのは、
厳しい現実もしっかり教えるということです。
オブラートに包んで、
「それでもいいのよ」なんていっていると、
決して、その子供の将来を、いいものにはしない。
食べ物を与えない、
住むとこを与えない、
お金を与えない、
与えない愛情があるんですよねえ、
涙と苦悩の上で、与えないという愛情を与えるんですよねえ・・・。
ああ、悲しい。
住むところがない人なら、
ニートにならないだろう、と私は思ってます。
恵まれすぎた環境が不幸を招いたんじゃないかな。
39歳で気づかない人は、もう無理な気がする。
親はどうするんだろう。
年齢から考えたら親が先に居なくなる。
ニートでいる子供を置いていくのは不安だろうなあ。