ぬくもり
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/11/26 10:11:51
真夜中のコーヒーショップで
しばらく体を休める
こんなドライブを
教えてくれたのはあなた
真っ暗な道路には
行きかう車と
街灯の光だけ
道行く車を眺める
休日の前の夜は
なぜかさびしくなる
一人で過ごす1日が
やけに長く感じる
昨日の風で
落ち葉も多くなり
木々は冬の格好になる
春の命を込めながら
なにがどうなったのか
誰も知らない
私でさえ分からない
自分がどこにいるかさえ
コーヒーショップのコーヒーが冷めていく
ぬくもりが遠くなっていく
欲しかったものは
あなたのぬくもりだった
クリスマスプレゼントなんていらない
あなたがいればそれでよかった
でももうかなわない
あと一月のにぎわいの日