へクセンハウス
- カテゴリ:レシピ
- 2013/11/29 18:12:42
明日は、温泉施設のポンプを修理するのですが、
設備の担当者K君は、いつも仕事場に、
小さな子供を2人、同伴させてきます。
はじめのうちは、現場にこんな子供を連れてくるなんて、
なんて非常識な奴だと、顔には出さないまでも、
はっきり言って、怒ってましたが・・・。
その頃、彼の奥さんは鬱病で、入退院を繰り返していました。
その事情を知ると、
現場に子供を・・・なんて、言えなくて、
彼が設備の仕事をしている間は、
わたしが子守をするようになりました。
子供たちは、女の子2人で、
それは、それは器量よしで、
どちらかというと殺伐とした建築現場でしたが、
よく、端っこでおままごとをしたものです。
その後、いろいろとあったことでしょう。
彼の奥さんは、とうとう自殺してしまったのです。
かれは、一生懸命奥さんを支えていました。
子供たちも、お母さんのことが大好きでした。
でも、病気が、子供たちのお母さんを殺してしまったのです。
しばらくは、彼も立ち直れそうにないほど、
苦しそうに、悲しみを隠し切れないでいました。
でも、小さな可愛い女の子が、二人もいるのです。
彼は、また、現場に子供たちを連れてくるようになりました。
明日、温泉施設のポンプ修理に、
また、彼とたぶん子供たちが来ることでしょう。
今、両手のひらに乗るくらいの、
お菓子の家を焼きました。
へクセンハウスといいます。
明日、子供たちが来たら、
一緒に、砂糖でできた糊でくっつけて、
お菓子の家を完成させるつもりです。
マーブルチョコやキノコの山も買ってきました。
鈴ちゃんが、あれもこれもと選んだので、
箱一杯の飾り用のお菓子が揃いました。
ほんとうだったら、
あの子たちのお母さんが、
優しく微笑みながら、
エントツの雪化粧をしたり、
ほっぺたについたクリームを、
拭ってくれたことでしょう。
甘い甘いお菓子の家を、
わたしと鈴ちゃんが準備しました。
とても可愛くできたのですが、
なんだか、よけいに涙が出てきて仕方ないのです。
はなこさんがしてくれた事を子供達は忘れないと思います、
あまい大人であれ、厳しい大人であれ、自分の達のために
何かしてくれた人は絶対忘れません。
お話を読んで、ものすごく心配&不安になりましたが、
私が面会の時に独りで池袋まで出て買い物している
という話も長男から聞いています。
入院したことないし、大丈夫だと
元気だと快復に向かってるのだと、信じたいです。
はなこさん、やっぱりお優しいのですね。
子供達にとって、はなこさんの存在が間違いなく
大きな救いになっていることでしょう。
なんだか ありがとう と言いたくなりました。
その可愛い子供たちに伝わるでしょう。
素敵な優しさです。
K君もやりきれないでしょうね。
鬱は本当に怖い病気です。
K君自身が自分を責めないように
してほしいです。
うう、へクセンハウス・・・
エントツの片側を」裏返しで焼き上げちゃった~。
ちょっとブサイクになりました。
うう、ごめんなさい。。。
いい話です。
優しくしてあげて下さい。^^
素敵ですよ。