Nicotto Town


プチ創作家の日記


巣窟『大雪』

大雪


鮮やかなカーテンをシャッと閉め
自転車に乗って いつもの場所へとこぎ出します
青い月が夜空を照らし 川が煌くのを眺めつつ
私を追い越し降る光を追いかける

いつもの広場にたどり着き 手を振る友に近づきます
その間も降り続き たまに落ちてくるのを拾います
そんなことをしている間に時間になった
さぁ、始めましょう 詠いましょう お仕事しましょう

青い月が照らす下 踊りましょう 詠いましょう
星降る夜に 詠いましょう 踊りましょう
雲が集まりだしたなら  もうお仕事は終わりです
後は旦那様方に任せて 私たちは家へ帰りましょう

下を覗けば風花が舞っていた
如雨露をかごに入れ自転車をこぎ出します
家に着いたらカーテンを開け
旦那様の帰りを待ちながら 星の詩を聴きましょう






*****
前回書いた小説と設定は同じ。視点は一緒です。
実を言うと穀雨も同じ設定だったりする。

#日記広場:小説/詩

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2013/12/01 21:53
降り続いているものの音が聞こえてきそうです^^




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