Nicotto Town



黒猫目日記107 (サンタクロースの国)

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列車の運行が始まってしばらくすると路線はサンタクロースの国まで開通した。
かねてからサンタ殿より招待状が届いていた事もありさっそくお招きに応じて参上した。
列車に揺られて着いた場所はレンガ造りの大広間であった。
暖かそうな暖炉が燃え盛り、会場の中央にそびえるモミの木の周りには鳥の丸焼き、エビフライを始め実にヨダレの出そうなご馳走が所狭しと並べられている。

「こんにちは~ わたし、サンタバーニー♥」
「ここのレストランで働いていま~す♪ サンタレストランへようこそ。」
「シャンパンはいかがでしょうか」( ^♥-)-☆
おお!給仕の方か?色っぽいご婦人じゃな(; ̄/// ̄)あ、網タイツが何ともそそる・・・
あ、あの、後でお、お茶なぞご一緒に・・・・
「これこれ、ここはサンタクロースの国じゃぞ。変な色気を出してはいかん。」

あ、こ、これはサンタ殿( ̄▽ ̄;)!! お懐かしゅう御座いまする。
さ、昨年は色々と珍かな物を頂戴致しまして有難う御座いまする。

「こちらこそ昨年はピンチを助けて頂きありがとうございました。」
「どうぞサンタレストランを満喫していって下さい。」
「良い子の皆さんにはプレゼントもたくさんご用意しておりますよホッホッホ」
流石サンタ殿、それとなく大人の事情に釘を刺されてしまったような・・(|||▽||| )

早速、会場に並べられた料理の数々に舌鼓をうち、片っ端から平らげていった。
いつも後ろに引っ付いて菓子をねだる小さな奴は殊のほか喜んで、会場中を飛び回って袋に飴やら焼き菓子やらを放り込んでおる。
あれだけあれば一年分の菓子に困らんだろう。
それがしも負けずと大きなケーキに丸ごとかぶりついた。
ああ、美味い舌がとろけるようじゃ。

う、( ̄◇ ̄;)・・ありゃ?何だかちょっと・・・腹が・・・・・・・
う、ううう、いかん調子に乗って食いすぎた。( |||▽|||)
急いで家にたどり着かねば腹が急行じゃ。

・・・・・メリークリスマス号は超特急は運行しておらぬのだろうか。

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2013/12/10 13:52
黒猫殿、影の者でござれば、隠密にて夜這いなされまし。




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