Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


恋路


枯葉の舞い散る頃
あなたは私の家に
何度も通った
両親に姉との結婚を
申し込むために


その頃から
私はあなたが好きだった
声をかけてもらうのが
とてもうれしかった
姉の恋人としても


あなたは近くて遠い人
いつしか義理の兄になる人
そうなったら私は
笑顔でいられるだろうか
おしゃべりができるだろうか


悲しい恋の行方
一人部屋にこもって
あなたの顔を見るのが辛かった
たとえ姉の婚約者でも
涙が頬をつたった


どうしてなの
神様はなぜ
あなたと会わせたの
こんなに辛い想いと知りながら
なぜ私を選んだの


ああ 時が過ぎれば
辛い日々が待っている
やがてあなたは
姉と二人になる
私は一人ぼっち


桜が終わる頃には
パーティーが始まるだろう
着飾ったあなたと
姉との祝福の時
私は恋を失う


枯葉舞い散る今
辛い想いも飛んで行け
寒さに肩を震わせて
あなたへの想いも飛んで行け
私は今一つ大人になる




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