冬の夜のお話し。
- カテゴリ:恋愛
- 2013/12/15 18:11:18
さあ、今日はちょっと、悲しくて苦しい話しをしましょう。
昨晩、もう仕事を終えようかという時刻になって、
2年ぶりくらいかな、
鈴ちゃんの知り合いがお見えになりました。
アポもなかったし、
暗がりの時刻だったので、
これはあまり良くない話しかなと思いながらも、
コーヒーを入れて、お話しに入りました。
仮にAさんとしましょう。
いい方です。
人当たりの良い、好感の持てるタイプです。
昨年、離婚が成立しました。
子供さんたちに、養育費を突き当り10万円払っておられるそうです。
お仕事も立派にされているので、
養育費を払わなければいけないとしても、
人並みには暮らしていけないことはありません。
Aさんには、彼女がいます。
またB子さんとします。
B子さんも、これまた絵にかいたような美人で、
それでいて、取澄ましたような方ではなく、
堅実でしっかりした方です。
わたしが、お二人を知っているのは、
これだけですが・・・
じつは、
Aさんの離婚原因になったのが、B子さんで、
お二人は不倫関係にあったそうです。
昨日、Aさんが訪ねて来られたのは、
正式に離婚したこと、
B子さんと、まだ付き合ってはいるが、
経済的に再婚はできそうにないこと。
ネコを、飼いだしたこと・・・。
離婚された元奥さんとは、わたしはお会いしたことはありません。
ここからは、すべてわたしの想像ですが、
不倫関係の清算で、離婚になったことは、
元奥様の精神的苦痛を考えると、
Aさんも、B子さんも許されることではありません。
どんなに、いい方たちであったとしてもです。
でも、昨晩、遅くに現れたAさんを見ていると、
なんとか、B子さんと、ささやかに生きていくことはできないものだろうかと、
哀しい気持ちになってしまうのです。
なぜでしょうか。
わたしたちは、みんな、間違いを犯してしまうのです。
アタマでは、分かっていても、
こころが、自分に都合のいい言い訳をして、
間違った道を選んでしまうことも、あるのです。
だからといって、誰かが泣いているのを仕方がないとは言えませんが。
こんなに苦しい気持ちを持って、
2匹の捨て猫を拾ってきて、飼っているAさんが、
わたしは、どうにも哀しくて苦しくて、
「もう、どうか、許してもらって・・・」
幸せになることは、できないのでしょうか。
ふと。
わたしの、前の夫のことを思い出します。
30歳ほど年の若い女の子と、浮気をし、
糟糠の妻は、あっさり堂より下されました。
元夫は、さっさとその女の子と再婚し・・・
後はどうなったか、全然知りませんが、
前の夫のあなた。
どうか、幸せになってくださいね。
あなたが浮気をして離婚してくれたおかげで、
今、わたしは鈴ちゃんと幸せになれました。
嫌味で言ってるんじゃないんです。
ほんとに。
ほんとに、わたしは、今、幸せになりましたから。
もう、なんにも怒ってないの。
・・・
Aさんの、前の奥さんも、
この気持ち、いつか、同じように感じる日がきて・・・。
もう、みんな、
みんな幸せになりましょうよ。
なんだか、そんなことを考えてしまって、
どうにも、悲しくも、苦しくもなるのです。