おかしな話を、してみようか。
- カテゴリ:日記
- 2013/12/22 22:38:21
この間、俺がふと考えた、小さな小さな、
人によってはどうでも良い話。
去年、俺の祖父が亡くなった。
クリスマスの日の、朝だった。
そしてこの間、少し早いけど、祖父の1周忌を行った。
その時俺は相変わらず『もう1年経ったのか。』
そう思った。
だけど、経を唱えてもらって、お焼香もやって、
親族一同で献杯してご飯を食べよう。そんな時だった。
献杯のとき、叔母が気付いた。
じいちゃんの位牌の前に、飲み物が置いてなかったらしい。
そこで気付いて、慌てて飲み物を置いて、一通り会食的なものが終わった。
さぁ引き上げよう、というそのときに、次はばあちゃんが、
じいちゃんの位牌を持って帰るのを忘れそうになった。
ばあちゃんに抜けてるところがあるとしても、俺はやっぱり、思わずには居られなかった。
あぁ、やっぱ人間、存在がないとすぐに忘れられるものか。
帰り際、ばあちゃんが忘れ事をして俺が位牌を預かっている間、
俺は無意識のうちか、風呂敷で包まれた位牌を撫でてた。
大丈夫、俺はきっと、生きてた頃の、元気だったじいちゃんを忘れない。