ドラマ【科捜研の女スペシャル】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/12/27 16:41:30
【感想】今期の科捜研は今までと何か違いますね。とてもいい話が多い。そしてこのクリスマススペシャルもなかなかの力作でした。結局は第5シリーズよりずっと刑事部長を務めていた佐久間が、科捜研の天敵の鑑識課長・藤倉にその座を譲った事件ということでしたね。佐久間を演じていた田中健ももう62歳なので、ちょうどいい時期だったんじゃないでしょうか。藤倉を演じる金田明夫ももう59歳なんですけどねw 70近くや70以上の役者さんが嘱託とかいう設定なしに普通に公務員のお偉いさんを演じることがありますが、さすがにあれは感心しないなぁ。さてストーリーの方ですが、まぁ大体最初に脳血管に異常に梗塞の跡が見られたということで、こりゃ日常的に食事に何か仕込まれていたのではないかと、簡単に推理できました。まぁこの話は事件の推理よりも免職のピンチに陥ったマリコと、一丸となってそれに立ち向かうマリコの仲間たちの活躍が見所ではあったんですけどね。マリコって結構ドジで猪突猛進的なところがありますよねぇ。まず最初のミスは、事件性があるにも関わらず、解剖せずに結論を出してしまったところです。現場検証と科学捜査の結果、事件性がある可能性が出てきたのなら、まずは遺体を司法解剖に回すべきでしたね。事故では解剖はしない慣例とはいえ、事件性があることがわかれば許可が下りると思うのです。冤罪を作るよりはずっとマシですね。ただ思ったのですが、いつものマリコならもっと慎重に事を運ぼうとしたはず。ストーリーのために踊らされた感がなくもありません。土門もしかり。むしろ彼女たちが事件性があると解剖の許可を刑事部長に求め、刑事部長が解剖して事故だったらどうするんだとか言って突っ撥ねるというパターンの方が、いつもの科捜研らしいですよね。ま、マリコを窮地に立たせる必要があったから、仕方なかったのかもしれませんが…。そして、監察官たちが止めるのも聞かず、タクシー会社の社長に謝罪に行ったのもまずかったですねぇ。しかもけんもほろろに追い返されてたし。あんな時行けば、謝罪してもムダなのはわかりそうなものなのに。逆に火に油を注ぐようなものですよ。マリコらしいといえばマリコらしいのですが、さすがにあまりに考えが足らなかったかな。そして、懐かしいメンツの登場は嬉しかったですね。特にお父さんの登場は本当に久々で、よかったですね。てかお父さん普通ならもうとっくに定年退職してる年だろw マリコ、どう見ても40代以上にしか見えませんからね…。しかしお母さんいたんですね。私が見始めてからはお母さんが登場したことはなかったので、知りませんでした。いや、一度だけ前の再放送で見たことがあったかもしれないけれど、まったく忘れてました。お父さんとマリコしか出てこないから、お母さんていないものかと…。しかしこういう懐かしい人が出てくると、私が見始めてから考えても、科捜研のメンツってほとんど交替してるなと気づきます。私が見始めた頃から今でもいるのは、マリコと日野所長だけですね。毎年1人は交替してる感じですな。土門の部下もしょっちゅう変わりますしねw まぁこれはこれでリアルなのかもしれないですね。次は所長あたりが危険ですね。次期所長になるとしたら…もう経験から言ってマリコしかいないのですが、いろいろポカやってるからなぁw 年齢から言えば宇佐見も妥当なのですが、彼は勤続年数が浅いし…。しかしこの2人のどちらかしか考えられませんよね。それとも他から誰か来て所長に就任もありえるかも。いや、案外宇佐見あたりがどこかに取られたり、相馬が別の若いのに交替ってこともありえるな…。