栗
- カテゴリ:日記
- 2014/01/05 23:28:16
そこに山があるから
って言ってもさ、
やっぱり美しく険しいからこそ登ってみたくなるもんじゃないのかな
その頂上からの景色を見てみたいと思うからこそなんじゃないのかな
うなじはさ
白く細い首にあって
そこには黒い小さなほくろがひとつあって
柔らかな一条の後れ毛がふわりとあって
香水でも石鹸の香りでもなく
その持ち主の生身の匂いがほんのり漂うようで
それに続いて
耳の付け根から顎への柔らかな曲線に目をやると
そのむこうに桃色のふっくらした唇の端が覗いているのが見えたりして
っていうのが駆り立てるんじゃない?
本当に綺麗じゃないうなじでも、それでも良いものなのかしら
なんて、
細く長い首筋に湿布貼りながら考えた。
ほくろはある
でも白くないかも