Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


冬枯れの片恋


段々と東の空が赤くなる
新しい年を迎える
気持ちは変わるだろうか
私の中のあなたの影


冬の街を歩く
着飾った人の群れ
笑顔がそこにある
新しい顔がそこにある


去年に残してきたはずなのに
まだ引きずるあなた
これが恋だろうか
あなたの顔がいとしい


ああ あなたと肩を寄せ合って
歩けたら冬の寒さも
ぬくもりに変わるのに
一人歩きは寒すぎる


冬鳥がこの想いを
運んでくれたらいいのに
あなたの部屋の窓をたたいて
起こしてくれたらいいのに


カラカラと音を立てて
枯葉が転がって行く
踏みつけるとクシャッと音を立てて
粉々になってしまう


こんな風に私の心も
粉々になってしまうのか
たとえそうなったとしても
あなたの足ならそれでいい


春を待つように
木々にこもる芽のように
私の心の芽も
膨らんでいくだろう


春は遠すぎて
まだまだその気配もないけど
いつか花が咲くころには
あなたと歩きたい


そんな想いを胸に秘めて
過ごしていけるだろうか
今の私には
辛すぎることだけど




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