満天の星
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/01/08 07:52:49
暗い夜空に
輝く満天の星
どこかで流れているだろうか
小さな小さな流星が
はるかかなたの天空を
旅してきた流星は
ほっと息をつくように
その身を焦がす
この星空を
あなたは見ているだろうか
流れる流星を
あなたも感じているだろうか
星と星が愛し合うように
あなたと私も愛し合いたい
でもあなたは気づかない
私の小さな光を
燃え尽きる炎になったら
あなたは気づいてくれるだろうか
その時はもう遅いけれど
あなたの胸に飛び込むならそれでいい
あたたかい胸の中で
私は命を終える
小さくなった炎も
やがて消えていく
そしてあなたの中で生き続ける
いつでも暖めてあげる
寒い冬の日にも
冷たい風の中でも
それは夢
私はここにいて
星空を見上げる
あなたの面影を浮かべながら
満天の星
懸命に地球を照らすけど
ほんの少ししか照らせない
あなたの中の私のように