カゲプロ小説第2弾 透明アンサーⅠ
- カテゴリ:日記
- 2014/01/14 20:55:51
あれは俺が高校1年生のときの話。
俺にはあいつが眩しく見えた。
それと、助けてやれなくてごめんな・・・。
最後に「生意気だ」って言われるかもしれない。
だけど、『俺はお前のことを明日もきっと忘れない。』
~高校1年~
*シンタロー*
また100点か・・・。
何の変わりもないいつもどおりの毎日だ。
「あはは・・・。また赤点取っちゃった・・・」
隣では点数の低いアヤノが苦笑いをしながら席に着いた。
「ねえ、シンタロー放課後勉強教えて!!」
珍しくアヤノのほうからそういってきた。
「別にいいけど弟たちはいいのか?」
いつも楽しそうに兄弟の話をしているアヤノなのに自ら勉強しようだなんて・・・
「大丈夫!今日は5時半に此処を出ればいいひだから♪」
意味がわからない・・・。
まあいいか
そう思うと自然に俺の頬から笑みがこぼれた。
「あ!いま、シンタロー笑ったでしょ~!
シンタローってば中学校のころに比べたら随分優しい印象になったよ~」
アヤノはニコニコしながら俺の顔を見てくる
そう、あれは中学校のころ・・・。
~中学3年~
「如月君って頭いいよね~
何かやってるの??塾とか。」
それがアヤノと最初に喋ったときだった。
「別に。普通に解ける。」
俺がそういうとアヤノはこういった。
「それじゃほら、つまらないよ。
もっと笑顔でやったらいいんだよ」
そういいながらいつもどおりに俺にびりびりに破かれたテスト用紙をつなぎ合わせ弦を折っていた。
あのときのアヤノの楽しそうな笑顔は今でも忘れていない。
~高校1年 放課後~
「・・・ロー!シンタローってば聞いてるの??」
俺は完全にボーっとしてた。
「あ??なんだ??」
思わず聞き返す。
「やっぱり聞いてなかった~!
ここってどうやったらこうなるの?」
またこの問題の説明か・・・。
この1時間の間で進んだ問題数はたったの4問。
いくら理解力にかけてるとはいえこれはないだろ・・・。
「あ!!もうこんな時間!!
もう帰らないと・・・!」
時計を見ると5時35分だった。
「送っていってやるよ。」
俺なりの心遣い!!w
「ありがとう。
さきに校門に行っておいて」
アヤノはそういうと微笑んだ。
~校門前~
俺はずっと待っていた。
ただ待ち続けていた。
もう、アレから15分は経っている。
いつまで経ってもアヤノが学校から出てこない。
心配になったから俺はアヤノを教室まで迎えに行った。
*アヤノ*
「・・私・・・私がこうやったらまた幸せになれるのかな・・・」
誰もいなくなった教室で私は1人泣き続けていた。
1人ボッチの作戦を実行するために。
*シンタロー*
教室についてしまった。
「アヤn・・・・」
そういいかけたとき俺は見てしまったんだ。
小さな小窓から真っ赤なマフラーを巻いた君が1人で泣いているのを。
怖かった。
それがアヤノの本当の姿だと思いたくなくて。
いつも笑顔でへらへらしているアヤノをただ信じていた。
~1週間後~
*アヤノ*
私は屋上に立っていた。
この作戦に成功したらみんな・・・みんな幸せになれるんだよね・・・
そう、信じてる。
「これで最後・・・なんだよね・・・。
じゃあ、最後に伝えたいことを言います。
って誰も聞いてないか。
つぼみちゃん、幸助くん、修哉くん、いつもありがとう。
私がいなくなってもメカクシ団のこと、大切にしてね。
お父さん、お母さん、心配ばかりかけてごめんね。
幸せになってね。
シンタロー・・・大好きでした。
馬鹿な私に勉強を教えてくれてありがとう。
楽しいこと一緒にやってくれてありがとう。
とにかくありがとうしか言いようがありません・・・。」
いい終わったときには涙が止まらなくなっていた。
本当に最後なんだと改めて実感した。
「じゃあね・・・」
私はそう呟いて屋上から身を投げ出した。
~翌日~
*シンタロー*
俺はあの話をアヤノに聞けなかった。
それと同時にチャイムがなって担任が入ってきた。
「・・・楯山が自殺した・・・・」
担任は涙ぐみながらそうクラスメイトに伝えて俺の隣の席のアヤノの席の前に立つと机に花束を添えて手を合わせた。
その日から俺のクラスに笑顔はなくなった。
アヤノの机の上の花束の数も日に日に増えていった。
だけど、もう誰もアヤノのこと覚えてないんじゃないかって、あの笑顔を忘れたんじゃないかって、髪の色も優しい声も何も覚えてないんじゃないかって不安だった。
その日の放課後、俺は何かに吸い寄せられるかのように屋上にたどり着いた。
アヤノが死んだ場所・・・。
「アヤノ・・・・。
ごめん、俺、おれ・・・アヤノが辛いの知ってた。
声、かけられなかった・・・。
いつものアヤノの笑顔にしがみついてこれは本当のアヤノじゃないって信じてた・・・。
俺・・・自分勝手だよな・・・。」
俺の目からは涙が流れていた。
「なあ、アヤノ・・・
『解りきった世界から消えたくて
ずっと見えなかった答が
今更だけどなんとなく解ったんだ』
俺、ずっと前からアヤノのことが好きだったんだ・・・。
今いっても、もうお前はいないけど・・・ 。」
俺はそう呟いた。
アヤノが好きだった。
ただそれだけだった。
他には何も考えられなくて。
【私も・・・、
私も大好きだよ!シンタロー☆】
そう聞こえた気がした。
最後に「生意気だ」って言われるかもしれない。
だけど、だけど・・・!
此処から飛び降りて居なくなった君の笑顔を
『俺はを明日も忘れない。』
end
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あめのくせに1回で書き終わった~!
キター!
結構頑張った!!
うん!
力作だよ~!!!
長くなってごめんねw
感想、待ってます!!w
tk,今読んだらめちゃ長かった。
ここまで読んでくれてありがとう!!
感謝感激雨嵐!!
いちいち一行あくからめんどくさいwwww
でも、こうして絡んでる俺とか、コメントしてくれる人達も、人だよ?
俺らも嫌い・・?
てか、えっ!?
人間も好きになって!?ww
私を萌え死にさせる気か!!←
まじ好き アヤノ最高 アヤノ最強 アヤノエンジェル! マイエンジェル!!!((
はい、なんかごめんねー
感動できる!!
それにあんま長くないよーw 私とか話をまとめられないから異様に長いもん
雨ちゃんのはまとまってて読みやすいのに・・・・!
文才奪っていくぞこのやろー!((殴
そうだな。。
夜咄ディセイブとか!
うん。無理ならいいのよ><
今回も良かったよbb