ユニコーン
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/01/17 07:51:45
天駆ける馬のように
君の元へと飛んで行きたい
君は今どこにいるだろうか
何をしているだろうか
冬枯れの街
見下ろせばコートを着た人の群れ
寒さなんか吹き飛ばすように
駆け抜けていく
空の下に君への
想いを捧げよう
雪が街にちらつくように
君のもとへと降りかかるように
ああ 君の愛は
どこを向いているんだろう
空を見上げて
僕の乗る馬を見て欲しい
そして僕にメッセージを送って欲しい
それが僕への愛情ならば
馬を下りて
君のもとへと飛んでいく
登りつつある朝日の中で
僕は祈るだろう
君へのこの想いが
届くようにと
そして今日も
夕暮れを待つ
そっと触れた君の髪に
かすかな香りを待つように