スノードーム
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/01/18 08:22:04
スノードーム
アレックス、シアラー
どことなくフランス映画ぽい感じのお話です
映像化できたら面白そう、、、
ひたすら愛を求めるあまり、、とんでもない展開が、、、
不思議な話です
内容(「BOOK」データベースより)
ある日、若い科学者クリストファーが姿を消した。彼は、ひたすら「光の減速器」の研究を続ける、ちょっと変わった青年だった。失踪の際、彼は同僚のチャーリーにある原稿を残した。そこには、不思議な物語が綴られていた。彼が残した物語は、真実か、それともまったくの空想か。
内容(「MARC」データベースより)
ある日、若い科学者クリストファーが姿を消した。彼はひたすら「光の減速器」の研究を続ける、ちょっと変わった青年だった。失踪の際、彼は同僚のチャーリーにある原稿を残した。そこには、不思議な物語が綴られていた…。
そうなんですよ、、、
この世は、、、、ある意味、、、ドームの中、、、、なのかもしれないですね、、、
・・いろんな気持ちになりました。。(´`人
科学者も芸術家も・・おんなじなんだなぁ。。(´`人
自らの才能への過信と自信喪失に揺れながらの綱渡り・・。
誰もが素晴しいギフト(才能)を与えられているのはたしかだと思います。。
だけどそれはきっと・・みんなのためもの。。°。.゚。
なのに人はつい、そのギフトを与えられた「自分自身」に賞賛のベクトルを向けてしまうから・・
・・エゴの競争、ドラマが始まるのですね。。(´`人
ギフトを分かち合い、喜び合うのでなく・・
ギフトを武器にして、ギフトで勝負しようとしてしまふ。。(´`人
ギフトは誠に『天賦の才』であり、勝ち負けなどつかないものなのに。。
競争しているのはギフトではなく、「エゴ」に過ぎなくて・・
最後に「うぬぼれ屋」はどこへともなく消えてゆく・・か。。(´`人
前半は、科学者や芸術家のそんなエゴの部分を、ニヒルな感じに鋭く突いていて・・
・・私自身、なんだかちょっと苦しくなったりもしました。。(´`人
* * *
踊り子を遠くから見つめて、勝手な妄想を膨らますエックマン・・
クリストファーと親子の役を演じてるつもりのエックマン・・
ドームの中で新たに生まれた女の子の足長おじさんになったつもりのエックマン・・
彼はいつでも、ドームの外から愛を見ているよう。。
その中には入れない。。
愛を熱望しているのに、いつもドームの外。。
・・愛の中には入れない。。°。.゚。
とんでもない事件を起こしてしまったエックマンだけれど・・
そのエゴのはたらき方は、まったくもってありそうなこと。。(´`人
誰の心にも潜在している「危うさ」。。
ましてや、心の闇が深ければ、なおのこと。。
・・そこに気づけなければ、
何でも非難するだけの人間で終わってしまいますね。。(´`人
この世界でもとんでもない事件はいっぱい起きていますが・・
どうしてそんなとんでもないことが起きてしまうのか、
この本は、それを絶妙に説明しているような気がしました。。°。.゚。
・・私たちの世界が、
もしかしたら巨人の作った小さなドームの中にあるような気がしながら。。°。.゚。
°。.゚。(´`人
φ(。。)メモメモ…
みてみたいですね
ですが・・・
既読は全て金原瑞人訳。
石田文子女史訳は未読なので楽しみです。
Under The Doom って面白かったですよ(^o^)/
映画は好きです^。^
児童文学で有名な作家のようですね