訃報続き
- カテゴリ:人生
- 2014/01/21 01:21:27
詩人・吉野弘の死
大学入試の問題に「I was born」を見つけた時、
私はこの詩を若い人たちに読ませようとする試験問題作成者の見識を褒めるべきか、
それとも試験中にこの詩を読ませようとする試験問題作成者の不見識をなじるべきか、
迷ったものだよ。
音楽家・佐久間正英の死
私にとっての彼は、
Glay・Boowy・黒夢のプロデューサーではなく、
四人囃子のメンバーでもなく、
とはいえ「一触即発」は悪くない。
同じフレーズの繰り返しの中に、子供の笑い声が聞こえる前衛的な環境音楽の作曲家。
現代において彼に近い人は、
私の中では『おおかみ子どもの雨と雪』の音楽を担当した
高木正勝。
フィリピンで戦後も一人、
戦争を続けていた小野田寛郎さんも亡くなった。
小野田さんを置き去りにしたまま、
日米安全保障条約の下、
高度成長を続けていた日本って何なんだ?
多くの死者を忘れて、
私たちはいったいどこへ向かおうとしているのだ。
そう言えば大滝詠一も年の瀬に亡くなってしまったな。
今日は「さらばシベリア鉄道」でも聞いてみるか。
憂鬱の虫がいつものように塞ぎ込んでいる…
改めて今、
本棚から吉野弘詩集と続・吉野弘詩集を取り出して、
「夕焼け」「奈々子に」「生命は」を確認してみました。
私の心の中にこれらの詩は、
言葉の澱としてまだ沈殿してなかったのです。
私の不明を恥じます。
「夕焼け」「I was born」「奈々子に」「生命は」とか
暗唱しようとしなくても
すごく心に残るから不思議です
小学生でも、吉野弘さんの詩を読むんですね。
それはすごい。
ちなみに何を暗唱できるんですか?
人の存在を超えた何かを持つ人は 神様に早く呼ばれるのかな?
もちろん すごく若くして亡くなったってわけではないのでしょうが
早い と感じてしまうのです
吉野さんの詩は 小学生で読んだはずなのに
いまだに言える位 心に残っています