Nicotto Town



ホーキング、ブラックホールを語る

ブラックホールは存在しない?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140128005

一瞬、「?」と思う記事のタイトルですが、
これまでの定義でいうブラックホールは存在しないのでは?
という説。

提唱したのは、スティーブン・ホーキング博士
(「車椅子の天才」と呼ばれる人)

ホーキング博士によると
「ブラックホールには事象の地平線など存在せず、情報が消滅することもない」
との事。

これまでの想定は、ブラックホールに物質が落ちると、それが持つ情報は、すべて破壊されることになる、というもの。

要するに
「気が付いたら、ブラックホールに落ちて、出られなくなった」
という事はない、というもの。

ただ、この考え方だと量子力学とは、つじつまが合わなくなってしまうため、
「ブラックホールには事象の地平線など存在せず、情報が消滅することもない」
と唱えたそうです。

記事によると
「同氏は新たな境界として、「見かけの地平線」を提案。
一時的に閉じ込められた物質やエネルギーは、最終的に放射として再び出現できる。」
だとか。

とすると「ブラックホール」は「ブラック」ではないのかもしれません。

さらに
「その放射は、ブラックホールに落ちていった物質の情報を、形はまったく異なるがすべて保持している
「外に出てくる情報はある種のスクランブル処理が施されており、元通り再構築する現実的な方法は存在しない
とあります。

・・・と、ここまで読んで、ホーキング博士(とその娘)の「宇宙への秘密の鍵」を思い出しました。
たしかクライマックスで、「ブラックホールに落ちた物質の情報の再構築」をやっていたような・・・。

アバター
2014/01/31 22:48
こればかりは、見てくるわけにはいかないので、半永久的に百家争鳴のままのような気がします。
それにしても、先端の宇宙の話とSFは、なんと近い事か・・・。
アバター
2014/01/30 23:09
ブラックホールへ落ちた物質の情報が、どうなるかについては、
様々な学説があるようです~~(汗)。

日経サイエンス(2005年2月号)では、3つの代表的な学説を紹介しています。
https://nikkeibook.com/science/page/magazine/0502/space.html

私は、上記の日経サイエンスの記事中での
「量子テレポーテーションで、情報がブラックホールの外に出て来る。」
という学説がお気に入りです~~(嬉)。
アバター
2014/01/29 20:48
自分もファイアウォール説というのは初めて知りました。

量子力学に合わせて、ブラックホールの定義を見直した、という感じが・・・。
まだまだ議論の余地の多い説のようです。
アバター
2014/01/29 00:45
うにゅ・・・事象の地平面がない?
物質は壊されない?
わ、わけわかりません・・・

ファイアウォール説も今初めて知りました・・・
量子力学がらみかぁ・・・量子力学が絶対確実な理論、ともまだ確定していなかった気がしますが。
特異点が特異点でなくなることの方が物理学者としてはありがたいのかもしれませんが・・・
吸い込まれていくかに見える降着円盤、なぜ吹き出すのかわからない両極のジェット・・・

子宇宙への架け橋かも、とも思っていたのですが。

あ、宇宙への秘密の鍵・・・シリーズ全部まだ積読でした^^;



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