心
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/01/29 05:32:47
僕はいったい何だったの
君のことを愛していた
心は見えないけれど
君には見せていたつもりだった
僕はいったい何だったの
肩寄り添って歩いた道も
僕の温かさを
君に向けていたはずだった
君は今頃
何をしているのだろう
新しい彼と
寄り添っているのか
君はい今頃
何ををしているのだろう
僕のことなんて
もう忘れているだろう
恋なんてこんなもの
一時期燃え上って
やがて小さな炎になって
やがて消えていく
でも僕は恐れない
恋することを恐れない
君といた時間が
とても温かだったから
昨日までの僕と
今日からの僕と
何が変わっただろうか
時計が時を刻む中で
君のことは忘れない
それでも新しい恋を
求めていくだろう
それが君の為になるなら
君のことは忘れない
窓を開けて風を入れて
冷たい風を身に受けて
心まで冷えないように
時計の針が進む
君が遠くに行ったとしても
ぬくもり会ったあの感触を
僕は忘れない