Nicotto Town



黒猫目日記110 (ガーデンイベントアマリリス)

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松の内もとうに過ぎ正月の浮かれ気分も消え失せたころ、ロミオなる人物より手紙が来た。
逢瀬の叶わぬ思い人にせめて好きな花を贈りたいが店では手に入らぬので庭を借りて栽培して欲しいとのこと。
愛しい方に花を贈るとはまた風流な。
はて、ロミオ殿とはいったいどのような方であっただろうか。とんと記憶にないなー(-"-)
などと、つらつら考えながら街に出かけて行った。

街に着くとまたもや広場はその姿を大きく変えていた。
猫神を祀りあげていた神殿は消え失せ煉瓦造りの建物や石畳の異国情緒漂う様相と化していた。
何の店であろうかガラスの窓越しに華やかな品物が並んでいるようだ。

ややっ、あれは『かふぇ』ではないか!ヽ(*´∀`)ノ
以前ばいとで店員を務めたことがあるが洋食の軽食やお茶やケーキを出す店だ。
店の前や屋上にまでテーブルが出ておる。これは一度味見に参らねば(^ω^)♥

おやっ?店の前で何やら思案気に佇んで居る方が居られるが・・・
「こんにちは ビターショコラ家のロミオです。どなたかアマリリスを譲ってはくれませんか。」

おお!この御仁がロミオ殿か。ううむ、やはり見覚えの無い顔だ。
貴殿よりお手紙を頂いたが花を求めて居られるのか?
「はい、訳あって今は二人で会うことが出来ないのです。
会えない間は彼女の好きなアマリリスの花を毎日、送ろうとしたのですが・・・」
ほ~~~毎日とな(* ̄□ ̄*;)それはまた剛毅なことで・・・
「お店の入荷が間に合わず、困っています。そこで皆さんのお庭に咲いているアマリリスを僕に譲って欲しいのです」
「どうかこの種を受け取って育てて下さい。もちろんお礼の品を差し上げます。」

そこまで云われるのなら微力ながらご協力するのも吝かでは御座らぬ( o ̄. ̄o)
しかし、見ず知らずのそれがしにまで届くとは一体どれ程の人に手紙を送って居られるのだろう。(´・ω・`)

思い人のジュリエット様、花に埋もれて窒息せぬか心配じゃ。

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2014/01/30 11:46
た、確かにタウンのみんなが協力しちゃったら、
間違いなく埋もれますね…(-_-;)

遥かな昔、きつい香りの花で一杯の部屋に押し込めて窒息させるという
刑罰があったとか(なかったとか)・・・(>_<)




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