カゲプロ小説番外編 お騒がせカノくんw
- カテゴリ:自作小説
- 2014/01/29 20:33:15
*キド*
「カノ。起きろ。」
俺は部屋の前でカノを起していた。
「入るぞ。」
悪いとは思ったがカノを起すために俺は部屋に入った。
だけどそこには誰もいなかった。
「・・・・カ・・・・ノ・・・??」
ベッドの上に手紙が置いてあった。
この字はどうみても見飽きたカノの字だ。
『今までお世話になりました。
こんな嘘つき、もう、要らないでしょ。
僕の能力なんて不用品だろうし。
それに僕が居ないほうがみんながきっと幸せになれるだろうから・・・
つぼみ、今までありがとう。
修哉』
「カノ・・・」
俺はそうつぶやいて部屋を飛び出した。
「どうしたっすか??」
セトが不思議そうに聞いてくるがそんなこと気にしていられない。
それにマリーはまだ寝ている。
「カノが居なくなった。
俺が探すからお前はいつも通りバイトに行け。」
「りょ、了解っす・・・」
セトは残念そうに言ったけど仕方がない。
「じゃあ、行ってくる。」
俺はそういっていつも通りパーカーのフードを被って家から走り出した。
*カノ*
「・・・きっと・・・これでよかった・・・んだよね・・・」
人目につかない公園のブランコに座ってそんなことを考えていた。
*キド*
昔の家。学校。アヤノおねえちゃんのお墓。
色々、いってみた。
でけどカノはどこにも居なかった。
すっかり日も暮れ真っ暗になった路地。
その奥から聞こえてくるどこかさびしげな泣き声。
そうだ。
この泣き声は俺がずっと探してたアイツだ。
「カノッ・・・!!」
俺はとっさにアイツの名前を呼んだ。
「つぼ・・・み・・・??」
泣きながらカノが俺に話しかけてくる。
「そうだ。俺だ。
なあ、カノ、どうして家出、したんだよ・・・。」
「ごめん・・・。
だけど・・・僕がメカクシ団に居たらきっと迷惑だよな・・・って」
こいつ、顔は笑ってるけどほんとは泣いてる・・・。
あの時のアヤノお姉ちゃんみたいに・・・。
「嘘つくな。
それから、俺らの何年という月日は無駄だったのかよ・・・」
「僕、嘘つきだから・・・。
この仮面を取ったらいけないんだ・・・・・。
『嘘をつき続ける』っていう約束・・・したから・・・」
カノはめちゃめちゃになるくらい涙を流していた。
「カノはどうなってもカノだ。
嘘つきでニヤニヤしててだけどいつも泣いてて・・・
そんなカノを俺は知ってる。」
自分に言えることは精一杯言って見せた。
「ほんとに・・??
こんなに嘘ばっかりついてて、何の役にもたたない僕が・・・??」
カノが心配そうな顔で俺に聞いた。
「ああ。
当たり前だろ。
だから、もう、そんなしょうもないことでウジウジ悩むなよ。」
俺はできる限りの笑顔で答えた。
「キド・・・ありがとう・・・
・・・あのさ・・・」
「何だ??
俺は早く帰って夕飯が食いたいんだが。」
「何でもないっ。
じゃあ、かえろ☆」
そういって俺らは家に帰った。
他のも見させてもらいました!
こんないいお話しかけるなんて羨ましいです*\(^o^)/*
安定の扱いのカノ大好き←
家出するカノキドも素晴らしい←
コメントありがとうーーーー!!
最強だよね、カノキド 最強すぎてやばいよ本当にw
期待しちゃったら小説みてがっかりするからやめたほうがいいよ☆
わぁぁぁ!!!!←
カノキドだぁぁ!!!!←
すっごく面白かったです!!