Nicotto Town



カゲプロ小説番外編 お騒がせカノくんw

*キド*
「カノ。起きろ。」
俺は部屋の前でカノを起していた。
「入るぞ。」
悪いとは思ったがカノを起すために俺は部屋に入った。
だけどそこには誰もいなかった。
「・・・・カ・・・・ノ・・・??」
ベッドの上に手紙が置いてあった。
この字はどうみても見飽きたカノの字だ。

『今までお世話になりました。
 こんな嘘つき、もう、要らないでしょ。
 僕の能力なんて不用品だろうし。
 それに僕が居ないほうがみんながきっと幸せになれるだろうから・・・
 つぼみ、今までありがとう。
                       修哉』

「カノ・・・」
俺はそうつぶやいて部屋を飛び出した。
「どうしたっすか??」
セトが不思議そうに聞いてくるがそんなこと気にしていられない。
それにマリーはまだ寝ている。
「カノが居なくなった。
 俺が探すからお前はいつも通りバイトに行け。」
「りょ、了解っす・・・」
セトは残念そうに言ったけど仕方がない。
「じゃあ、行ってくる。」
俺はそういっていつも通りパーカーのフードを被って家から走り出した。

*カノ*
「・・・きっと・・・これでよかった・・・んだよね・・・」
人目につかない公園のブランコに座ってそんなことを考えていた。

*キド*
昔の家。学校。アヤノおねえちゃんのお墓。
色々、いってみた。
でけどカノはどこにも居なかった。
すっかり日も暮れ真っ暗になった路地。
その奥から聞こえてくるどこかさびしげな泣き声。
そうだ。
この泣き声は俺がずっと探してたアイツだ。
「カノッ・・・!!」
俺はとっさにアイツの名前を呼んだ。
「つぼ・・・み・・・??」
泣きながらカノが俺に話しかけてくる。
「そうだ。俺だ。
 なあ、カノ、どうして家出、したんだよ・・・。」
「ごめん・・・。
 だけど・・・僕がメカクシ団に居たらきっと迷惑だよな・・・って」
こいつ、顔は笑ってるけどほんとは泣いてる・・・。
あの時のアヤノお姉ちゃんみたいに・・・。
「嘘つくな。
 それから、俺らの何年という月日は無駄だったのかよ・・・」
「僕、嘘つきだから・・・。
 この仮面を取ったらいけないんだ・・・・・。
 『嘘をつき続ける』っていう約束・・・したから・・・」
カノはめちゃめちゃになるくらい涙を流していた。
「カノはどうなってもカノだ。
 嘘つきでニヤニヤしててだけどいつも泣いてて・・・
 そんなカノを俺は知ってる。」
自分に言えることは精一杯言って見せた。
「ほんとに・・??
 こんなに嘘ばっかりついてて、何の役にもたたない僕が・・・??」
カノが心配そうな顔で俺に聞いた。
「ああ。
 当たり前だろ。
 だから、もう、そんなしょうもないことでウジウジ悩むなよ。」
俺はできる限りの笑顔で答えた。
「キド・・・ありがとう・・・
 ・・・あのさ・・・」
「何だ??
 俺は早く帰って夕飯が食いたいんだが。」
「何でもないっ。
 じゃあ、かえろ☆」
そういって俺らは家に帰った。

#日記広場:自作小説

アバター
2014/02/11 01:29
カノキド最高です!
他のも見させてもらいました!
こんないいお話しかけるなんて羨ましいです*\(^o^)/*

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2014/02/01 18:59
いいね、最高b(
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2014/02/01 18:54
じゃあいまから書いt((殴

安定の扱いのカノ大好き←
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2014/02/01 18:28
このあとカノがまた調子のってキドに殴られるんだよねわかります!!((
家出するカノキドも素晴らしい←

コメントありがとうーーーー!!
最強だよね、カノキド 最強すぎてやばいよ本当にw
期待しちゃったら小説みてがっかりするからやめたほうがいいよ☆
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2014/01/31 19:17

わぁぁぁ!!!!←

カノキドだぁぁ!!!!←

すっごく面白かったです!!



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