電子書籍のダークサイド
- カテゴリ:日記
- 2014/02/01 00:10:25
買ったはずの蔵書が消える
電子書籍、企業撤退相次ぎ
http://www.asahi.com/articles/ASG1Q5WS1G1QUCVL00Y.html
デジタル物は、一見、便利に見えますが、「フォーマット」が違うと、他の機器では全く使えず「融通が利かない」ものではあります。
電子書籍も「フォーマット」が乱立していて、「撤退」も珍しくないようです。
古くは「ベータ・VHS戦争」などというものもありましたね。
それに懲りたのか「MD」と「DCC」は、露骨な争いはやらなかったようです。
が、「MD」の"勝ち"と思いきや、「MD」自体もあまり流行らないまま、終わってしまいました。
(MDウォークマンとか使ってましたが・・・)
供給する企業が撤退したら、それを利用していた人達の「末路」というのは、さんざん聞いてきた話です。
(時には自分が「犠牲者」の一人に・・・)
ただ、記事で気になったのは、
「買っても自分のものにならない契約が多い」
という点。
(どれくらい「多い」のか気になりますが)
紙の本と、ほぼ同じ値段で「レンタル」状態というのは、なんだか・・・。
それに新聞の方の記事にありましたが、端末にダウンロードされている電子書籍は、提供する企業の方で削除することは技術的に可能らしいです。
「ウチは、そんな事やらない」
と言っている会社が多いですが、実際にアマゾンは、やった事があるとか。
電子書籍は利用してないですが、それは
「品揃えが悪い」
から。
(あくまで「自分にとって」です)
やはり電子書籍には、まだ手を出す気になれないです。
古本屋通いの方が性に合ってます。
・・・本屋通いも性に合ってます。(汗)
結果、ダウンロードしたゲームは全滅。
文句を言っても、「弁償できない」の一点張り。
金銭的には数百円でしたが、そのスタンスに腹が立ったのを思い出しました。
思えば、別媒体にバックアップする手段がないものについて、あまりつぎこまなくなったのは、それ以来の事のような・・・。
ネットサービスにも共通する問題点ですね。
物理的なモノでない以上は覚悟の上で使わねばならない代物なのに、
利便性だけを追う人がいかに多いことか・・・
この点を買い切りという方法にして、
端末内に納めても障害による消失やバックアップをどうとるかという問題もあるし、
端末の故障や修理サービスの終了という問題もあるし、そもそも高すぎます。
単行本と同じ価格のことがほとんどってどういうことでしょうね。
半値どころか1/10の価格でも利益は出ると思うんだけど・・・
ましてレンタル状態なら10円前後にすればいいのに。
レンタルで1冊10円かそれ以下なら消えたところでほとんど気にならないでしょうにね。
とはいえ、一般書店がなくなったら(大幅に減ったら)、
多分活字は読まなくなりそうです^^;
新しいメディアの評価は、新しいモノ好きな人達に「人柱」になってもらいましょう。
紙媒体が、目を使うのに一番ですね。^^
カセットテープの、寿命も短いものでしたね。
以前、試しに電子書籍を買った時、読み終わったページと残りのページの手に感じる厚みでペースをつかんでいた、という事に気が付き、自分でもビックリしました。
想像以上にアナログ感覚は重要ですね。
自分は新刊本には、こだわらない(むしろ古本の方が多い)ので、電子書籍は、しばらく先だと思います。
>チェリなの★さん
流行り物は、電子書籍版も出ますが、「流行り物は基本的にスルー」としていたりすると、無い物ばかりになりますね。
独自フォーマットで電子書籍を供給している企業が撤退して、本が「読めなくなる」のは、ギリギリ、自分の選択ミスと納得することもできますが、端末上の本を消すのは反則、という気がします。
品揃えが悪い上に 消える~~~
困りますよね・・・
(今日も午後から、神田古書街巡り・・予定)。
思いがけない所で、思いがけないモノに出会いますもの。
それが電子版になると、味気なくって。。。
やっぱり、
電子版図書が似合うのは、流行中のペーパーバックかな~?
少なくともハードカバーのキッチリした専門書等は、
無理な気もしますわ。