昨日の続き、「辞めどきが、難しい」
- カテゴリ:仕事
- 2014/02/02 17:50:17
結婚も、事業も、株の買い付けも、
始めるときは簡単、勢いで誰でもできます。
しかし、離婚も廃業も、損切も、
辞めるときが、本当に難しい。
以前、Hawaiiから帰ってきたときに、
向こうで学んだレストラン業に、多角経営で手を出したことがあります。
世界各地も回ってきたし、
イタリアにも1か月近くいて、
4つ星の最高級ホテルから、レストランを回りました。
ぜったいイケル自信はあったのですが、
体が付いてこなかった。
厨房のシェフたちは、肩書きとは裏腹に使い物にならず、
結局、わたしがオーナーシェフをやり、
追いまわし(業界用語で下働き)にシェフどもを格下げ、
パティシエだけは、右腕になる優秀な人を引き抜いて、
日本で言う「バイキング」形式でやりました。
仕入れから、仕込み、料理、
そしてホール係りにウェイトレス陣数名。
いやあ、
「死ぬかも」って本気で思いました。
売り上げはそこそこあるのですが、
そのほとんどが人件費に消え、
料理の質は落としたくないので、
仕入れがかさむのは仕方がない。
働けど、働けど、
わたしがちっとも楽にならない。
これはいったいどういうことか。
たった半年で、体が悲鳴を上げました。
ある朝、突然、
全身が板のように硬直して、
指先ひとつ、満足に動かせることができなくなっていたのです。
「あ、これは、死ぬな」と、思ったんです。
何がおかしいって、
仕事で死ぬなんて、バカやっちゃいけない。
死んでも本望なんていう仕事はない。
それが、わたしのポリシーでしたから、
「廃業!」といったときの周囲の表情ったら・・・。
「辞める」を押し通すのに、周囲全部と戦いました。
「辞めるな」って言うのは、簡単だけど、
誰がこの仕事を満足にできるのよ。
誰一人、信じられないくらい仕事のできないコックばかりだった。
(パティシエは別)
一番つらかったのは、
お客様たちから、惜しまれたことでしたが、
だからといって厨房で死ぬわけにはいかないのです。
実際、仕事を辞めたとき、
肝斑が顔面全部に出てたほどです。
今でも、その肝斑の話しは、
鈴ちゃんが「どーして、黒いのかなー?」と思ってたと言うくらいです。
おい、あんた、よく結婚したよなあ、それで。
話しは逸れましたが、
ほんと「辞めるのは、難しい」とつくづく思いました。
思い返しても・・・涙が出るような、
ほんとに苦しい時代でした。
「やらないで後悔するより、やって後悔しろ」という気で、始めたお店でしたが、
飲食業が、あんなにしんどい仕事だとは、予想以上でした。
もう、本業は、悪徳不動産業一本でやっていきます。
何が大切か
価値観が違うのかもしれませんが、
すずきはなこさん自身を見ている人は
違うことを言ってくれるでしょうね。
もしくは参謀のようなアドバイスをくれる人が居たら良かったのかも。
中々そうもいきませんね。
母方の伯父が昔フランス車の中古を取り扱っていたんですが
借金だらけだったみたいです。
おじいちゃんの時は結構繁盛していたみたいだったんですけどね、
伯父になってからは色々な付き合いがうまくなくて・・・。
それで自己破産でした、もう銀行からお金を借りれなくなって
まあ・・・ちょっとヤバい所からお金を借りてたみたいです。
それで母もちょっと巻き込まれ、未だに父は伯父と口を聞いてません。
辞め時を間違うと色々な方から信用がなくなるので、はなこさんの
ように惜しまれつつ辞めるのが一番なのかも。
勢いで辞めるのは愚だと思います
やっぱり、英断ですね~
そして、「引き際は、潔く」が私のモットーです・・・なぁ~ちゃってww