スイートピー
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/02/13 08:16:20
花屋さんで
スイートピーの花を買った
薄い黄色とピンク
かすみ草と一緒に
窓辺に飾ってみる
薄い花弁から
外の陽が射しこんでくる
かすみ草をドレスにして
大好きなスイートピー
あなたも好きだと言った
私に合わせたとしても
それが嬉しかった
白いドレスには
スイートピーのような
フリルをつけたものがいい
門出を祝うスイートピー
白いバラの
一色のラウンドブーケ
白い真珠のネックレス
赤いじゅうたん
それが夢だった
あなたがいた時は
夢見ていたの
なぜ夢で終わったの
窓からさす陽の光に
まだ冬の風
春はいまだ遠く
思い出も冷やしていく
スイートピーを見ながら
思い出は尽きないけど
忘れるんじゃなく
心の糧にしたい
フリルをつけたスイートピー
薄い色をつけて
春を思わせる
心にも映し出してくれる