ドラマ【軍師官兵衛】【ロストデイズ】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/02/17 12:19:18
【あらすじ】ある日、官兵衛のもとを毛利家の使者・安国寺恵瓊が訪れる。織田側につくか、毛利につくか探りを入れにきたらしい。しかし官兵衛はまだどちらにつくか決めかねていた。そんな時、官兵衛は又兵衛という男の子を姫路城に連れてきた。両親を亡くした又兵衛を引き取り育てるつもりらしい。いきなりのことに光は驚くが、松寿丸と一緒に育てることにする。一方浅井・朝倉の攻略に成功した信長は、手柄を立てた秀吉を大名に取り立て、北近江の所領を与える。それをきっかけに秀吉は、姓を木下から羽柴に改める。 【今までのあらすじ】篠裕太を部長とする城慶大学テニスサークルで、篠を含め5人の卒業生と後輩1人の計6人で卒業旅行として雪山に行くことになる。サークルのマドンナ的存在・桜田美希の別荘に宿泊し、毎日スノボや観光を楽しむはずだった。しかし、旅行に同行した佐々木梨花が、美希とつきあっている高野ナツにキスをしたことから、次第に歯車が狂い始める。梨花とナツの会話が何者かにより録音され、篠の携帯に送りつけられた。美希にこっそり思いを寄せていた篠は、美希にバレないようナツを責めるが、結局美希にバレてしまい、2人は別れることに。そして別荘に寝泊りしていて6人と行動をともにしている美希の兄・亘は、次第にナツに牙を剥いていく。篠たちは一旦東京に帰ろうとするも、車のキーが紛失。6人は別荘に滞在せざるをえなくなる。
【感想】まず安国寺恵瓊ですが、この人の名前はよく聞くのですが、広島の出自であることは知りませんでしたw 安国寺というのは全国チェーンらしいですしね。今は毛利のために働いていますが、元は毛利に滅ぼされた一族だったらしく、この後も秀吉のために働いたり、かなりフットワークの軽い僧侶だったようです。なのでこの人はまたそのうち出てきそうですね。次に後藤又兵衛のことについて。彼については有名な武将ではありますが、どんな人物だったかまで詳しく知ってる人は少ないのではないでしょうか。大名ではありませんでしたしね。例によって子供の頃はどうしていたのか定かではないのですが、8歳の頃父が病死し、父の友人であった官兵衛に引き取られたという話が残っています。今回早速松寿丸と喧嘩していましたが、不仲説というのがあり、今後2人の関係をどう描いていくのか、注目したいです。今回のメインは、なんといっても官兵衛が政職に織田方につくよう進言し、それが受け入れられたこと。そして信長に初めて謁見したことですね。この時の官兵衛の判断が、後の黒田家の繁栄を決めたかと思うと、判断力に優れた人物だったんだなぁと思います。不思議だったのは、それまで評定では毛利派一辺倒だったのに、官兵衛が大演説をしたら、政職がころっと織田派になってしまったところです。いくらなんでもあそこで織田と決めたら、軋轢が生じるのはわかりきっているのに、何故決めてしまったのか。そもそも政職の一声で決まるのなら、評定を開く意味がありませんよね。むしろ一族を二分してしまうことにもなりかねず、織田だ毛利だ言う前に、足元が崩れてしまいます。もしこれが史実だとすれば、政職は大名としての資質が足りなかったということになりますが、史実かどうかはちょっとわかりませんでした。ドラマは劇的にするために、いろいろ盛りますからねw ただ、その後の政職や左京進の行動を見ていると、やはり毛利方にも並々ならぬ未練があったのではと思われます。特に左京進は、妹の力が毛利方の大名に嫁いでいますからね。毛利派でも不思議はありません。ただ、今回の話にはあまり関係はないのですが、櫛橋家のことを調べていて、先年死んだように描かれていた左京進や光の父・右京亮伊定が、この時点ではまだ生きていたような記述を発見しました。櫛橋家というのは、ドラマでは小寺家の家臣として描かれていますが、実際は黒田家と同じように城持ち大名で、小寺家に臣従していたというのが正しいようです。しかも黒田家よりずっとその歴史は長く、播磨に移り住んだのは鎌倉時代だとか…。つまり官兵衛はいいとこのお嬢さんを娶ったわけですね。今回の大河、話の作りはなかなかうまいし、面白いと思うのですが、後で調べてみると、んん?と思うこともしばしば。史実にこだわっていては、なかなか話を劇的にするのは難しいかもしれませんが、戦国時代は好きな人も多く、その分研究も進んでいるので、史実の扱いはデリケートにした方がいいと思うんだけどなぁ。歴史マニアがうるさいしw あと、政職の鼻がどんどん赤くなってってる気がするんですが、気のせいでしょうかw 話とは関係ないんだけど、すごく気になるんですよねぇw
【感想】雪山の山荘で起きるクローズドサークルミステリーかと思いきや、ちょっとというかだいぶ予想と違いました。まず、殺人が起きてませんw 3回くらいまでは痴話喧嘩や嫌がらせなど、どうでもいい話が続いたのでかなり退屈で、せめて殺人が起きるまでは見ようと思っていたものの、6回まで見ましたがまだ皆ピンピンしていますw 1回ナツが死んだかなと思いきや、意外と元気でしたしね。4回目くらいから亘がいつナツを殺してもおかしくないような状況だったので、わりと緊張感を持って見れましたが、美希と別れちゃったしなぁ。もう殺す理由ってないよなぁ。しかし、何故亘はまだ彼らを別荘に留めようとしてるんでしょうか。そもそも車のキーを隠したのはほんとに亘なのかな。初日にケーブルを切って停電させたのとかも、意味があったんでしょうか…。彼は皆にムカつくと言ってますが、妹の美希だけは溺愛しているように見受けられます。またその愛が今回のトラブルの原因なのでしょうね。一体これからどうするつもりなのか。感情は複雑に絡まりあってますが、今のところ亘の腹次第というような気がしないでもありません。というか、この状況でほんとに殺人なんか起きるのかな。まさか美希以外全員殺すつもりじゃないでしょうね。そういえば、序盤はやたら近所で起きた殺人事件のことが強調されてましたが、このところ話題に上ってません。あの殺人は亘のしわざなのかどうなのか。まさか番組の煽り文句だった殺人は、この被害者が誰とも知れない殺人のことだったのかw それだと騙されたーって感じですけどね。正直亘の異常性だけで持ってるドラマで、ドロドロの恋愛関係とか人間関係とかは、どーでもいいです。どーでも。特にあのモメサの五月は見ていてかなりムカつきますね~。あんな悪意の塊のような人間が実在するんでしょうか。人の弱みを握って特に脅迫するわけでもなく、他の人にバラしたり本人に厭味を言ったりして、反応を見て楽しむという。性格が悪いというか歪んでるというか、悪魔と言うのがぴったりの性格。他のキャラたちはいたって普通の性格なのですが、こいつと妹を溺愛する亘の2人が存在するため、話がかなりこじれてる感じですよね。正直あまりこういうドラマは好きではないので、クローズドサークルミステリーではないのが最初からわかっていたら、絶対見てなかったですね。ただ、6回まで見て、どういう結末を向かえるのか興味があるので、結局最後まで見てしまいそう。ちなみに感想が遅れたのは、初回を見落としていて、リアルタイムに追いつくまで1ヶ月くらいかかったからですw