昨日の日記から、思い出した事件。
- カテゴリ:ニュース
- 2014/02/19 09:10:21
記憶の彼方に飛び去ったかのような事件、
そう。
あの、神戸で起きた「サカキバラ」事件。
当時、新聞やテレビは、あの猟奇的な異常殺人事件を、
連日連夜、声だかに叫び続けていましたね。
たしか、殺した子供の首を、どこかの学校の校門に晒したという・・・
テレビの画面に映る凄惨な映像は、
わたしの日常の中では、
スプラッタ映画のような殺しがあった・・・
行くことも無いだろう、近くて遠い神戸の話しでした。
ある夜、仕事で帰りが遅くなったわたしは、
家まで少し長距離になりましたが、
疲れた体を休めるためにもタクシーを、拾うことにしました。
手を挙げるやいなや、鳶のように急停車したタクシーは、
行先を聞くと、なお上機嫌で車を発進させました。
ここからです。
わたしは、ニュースでしか知らなかった、
あのサカキバラを名乗った少年が、この運転手の近所に住んでいたこと、
どういう家庭で育ったか、
彼の犯した犯罪の裏にある、本当の犯罪とは何か、
そして、ほんとうに裁かれるのは誰であるのか、
人間は、真の意味で「罪を裁く」ことができるのか・・・
を、考えさせられることとなりました。
運転手は、積を切ったようにしゃべり続けます。
サカキバラは、幼少の頃から、
ホラー映画や、猟奇殺人遺体損壊の映画が大好きな母親に、育てられていたのだと。
近所のレンタルビデオ屋では、有名のスプラッタ映画ファン、
それが、サカキバラの母親だったのです。
彼女は、物心ついた頃からずっと彼に、その種の映画を一緒に見させていた・・・
「父親は止めなかったの?」
父親は、無類の刀剣マニア。
玄関を入った途端に、正面から廊下に至るまで、
いろんな刃物や、ナイフが所狭しと飾ってあるんだそうです。
運転手は、興奮気味に話しを続けます。
「あんな親に育てられたら、誰かて殺人鬼になりますわぁ。
わしは、ほんまに悪いのは、あの親らやと思うてます。
せやけど、親はまだのうのうとして、自分らも被害者やと思うてまっせ。
さすがに、引っ越して行きよりましたけどな。」
「え?どこへ越して行ったの?」
「大阪の、南の方って言うてましたけどなぁ」
おいーっ!
この車が、向かっている方面じゃないかー!
補足:ノンフィクションです。
そう・・・生まれながらに「犯罪者」など、現実ではありえないことですからね・・・
オカマとか、オカルト宗教みたいなひとたちを堂々と放送したり、悪い内容ばかりを流します
親も、もちろん環境には入りますが、社会がそれをゆるすような情報ばかりを流していたことが彼の良心で止めれなかったのではないでしょうか
学校でも大切なことを教えず、表面的なことしか教えないからサカキバラにも、よい友達が出来なかったのでしょう
その親はすくなからず制裁されていますが、テレビ業界などは相変わらず変わりません
他人事だと思わず、自分にも責任があると考えて、歩みたいものですね
「親」はそうなった時から、子にも、社会にも重い重い責任を担うのです。親が原因で子が後ろ指をさされたり、嘲笑されることがあってはならんのです。と、私は考えます。 いろんなニュースを見聞きするたび、どうしても、生い立ちや、親のありようを思わずにおれません。みんな、誕生の時は無垢で穢れのない存在なのに・・・と。
環境や親を、子供は選べないでこの世に生を受けるのでね、
「人生は、公平ではない」のでしょう。
ショッキングな事件でした。
その映画の中でもどんな特殊メイクだろうと、違うほうに
興味が行けば良かったのに・・・・。
多分彼は親が思うよりも純粋すぎたのかもしれません。
仮釈で実家に帰るでしょうね。
大阪の南部です。
結局は、両親たちも含めて、
また、ふりだしへ戻るだけです。
ニュースの世界は、わたしたちの現実につながっているということでした。
大人になった時その事実を受け止められるかどうか?
私は詳しくはしりませんが、未成年だから
刑は大人よりも減刑されるでしょう。
どうやって生きていくんだろう。