愛の距離
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/02/19 15:15:42
昨日見た夢
あなたと手をつないでいた
二人おかしそうに笑っていた
笑い声で目が覚めた
昨日見た夢
木々の葉が眩しい季節
初夏を思わせる道
眩しさで目が覚めた
今頃あなたはなにをしているだろう
故郷に帰って仕事をしているだろう
父親の仕事を継いで
奮闘しているだろう
行っちゃいけないかしら
あなたの迷惑にならないから
覗いてみたらいけないかしら
あなたの邪魔はしないから
距離なんて二人にはない
小さな電車に乗って
小さな駅で降りて
あなたのもとに行くだけ
あんなの別れじゃない
だって私もあなたを
あなたも私を
愛していたんだもの
距離なんて二人にはない
いつだって飛んで行けるのだもの
あきらめるのは早すぎるわ
ほんの少しの勇気を出すだけだもの
私が顔を出したら
あなたは驚くでしょう
きっと笑ってくれるわ
だって愛しているんだもの
待っているわ いつだって
あなたの一言が伝わるまで
いつだって側にいるのよ
見えないかもしれないけど
待っているわ いつだって
どんなに遠くに行ったとしても
二人の距離は変わらない
手を伸ばせばあなたがいる