青空
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/02/22 15:46:52
朝
快晴のブルー
陽射は暖かくて
一時季節を忘れる
日陰には
先日の雪が残っていて
多分それも
溶けていくだろう
あなたへの想いも
冬の間の木々の芽ぶきのように
じっと抱いていた
春を待つように
こんな晴れた日には
新鮮な空気をたっぷり吸って
胸の想いに息を入れよう
こわばった想いも溶けていく
春を待つ冬の日には
想いが溢れだすかのように
氷の柵を飛ばして
陽の光を浴びに来る
さあ出かけよう
あなたのもとに
気持ちは伝えられなくても
いつかその日はやって来る
青空の下には
光を浴びる花々が
自慢げに咲き誇る
まだ冬の花だけど
花々を眺めながら
あなたに手紙を書こう
ポスト落としたら
愛の音がポトンと鳴った