二人の片想い
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/02/24 08:09:42
友達から届いた
結婚式の招待状
好きだったあなたと
白いドレスを着た彼女
ずっとあなたが好きだった
友達の恋人と知りながら
その存在だけでもよかった
あなたと会えるだけでも
追いかけてもあなたには
追いつけなかった
背中を見せて
どんどん歩いて行くあなた
この想いを抱えながら
見るのは辛かった
でも笑顔でいた
仮面の下に涙を隠しながら
恋はまだ終わらない
あなたを見ている限り
友達でもいい
あなたを見ていたい
我儘だろうか
邪魔ものだろうか
二人を見ているのは
あまりに辛かった
白いドレスは
私が着たかった
バラのブーケを持って
神に誓いたかった
君には気づいているだろうか
僕がここにいることを
辛い恋だと知っていた
慰める言葉もない
後ろ姿が泣いている
抱きしめてあげたい
いつか僕の存在を
知ってくれるだろうか
白いドレスを
着せてあげたい
僕たちの幸せを
君の心の傷がいえた時に