ドラマ【軍師官兵衛】【ロストデイズ】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/03/03 15:05:55
【あらすじ】秀吉と意気投合した官兵衛は、ついに竹中半兵衛と出会う。希代の軍師との出会いに心躍らせたのも束の間、官兵衛は半兵衛に挑発され、主君・政職の小寺家、その仇敵である赤松と別所の播磨名門三家を信長に拝謁させると約束させられてしまう。それは官兵衛の力量を試す半兵衛の試験だった。官兵衛は早速播磨に戻り、まずは政職に信長への謁見を勧めるも、政職は動こうせず、左京進の進言により、先に赤松と別所を説き伏せなければならなくなった。 【あらすじ】梨花は亘から脅されていることを篠に打ち明けようとするが、逆に篠からキャバクラのバイトの件で全員に嘘をついていたことを咎められてしまう。そして8日目の朝を迎える。気まずい雰囲気の篠と梨花を見て、ナツが話を聞こうとするが、バイトのことで皆から軽蔑されたと思い込む梨花は聞く耳を持たない。五月は、亘の部屋にある布のかかった絵の存在が気になり、何が描かれているか茉奈に聞いたところ、茉奈は動揺した様子をみせる。
【感想】今回の気になる史実は3点ほど。まず1つ目は、いきなり出てきた赤松広秀と別所長治とは何者か。まず赤松広秀は小寺家の長年のライバルとして描かれた政秀の次男で、兄が死んだため家督を相続したそうです。別名斎村政広と言います。別所については下から織田に味方していたらしく、実は1575年に信長に謁見したのは3人ではなくこの別所長治だったようで、3人で謁見したのは翌年の年頭らしいです。2つ目は、この時期荒木村重が大軍を伴い播磨に進軍していたか(もしくは通ったか)ということ。この頃荒木はドラマでも言っていたように石山本願寺との戦いに加勢していましたが、官兵衛が信長に謁見した後、政職たちを謁見させるまでの間は、ちょうど戦もおさまり、次の戦への備えをしているような時期でした。摂津から播磨まではそれほど距離もなく、行軍は不可能ではなかったと思いますし、行軍によって播磨の有力大名が信長になびくなら、お安い御用といったところですが、多分創作でしょうね~とは思いますw この時期信長が大軍を動かせば、反織田勢力にいらぬ圧力をかけることになり、どこに反動が出てくるかわかりません。そんな無謀なことはしないんじゃないかなと思います。3つ目は、番組最後の方で攻めてきた毛利の水軍。これは、恐らくですが、1576年に小早川隆景の水軍の大将・浦(乃美)宗勝が、毛利に味方する播磨の大名・三木家の所領・英賀(あが)に上陸してきた時のことと思われます。この時の三木家の当主が三木通秋で、実は官兵衛の姉(黒田職隆女と記述)を娶っており、官兵衛の義兄に当たるようです。黒田家が赤松に襲撃され危機に陥った土器山の戦いの時には馳せ参じ、黒田家を援護しましたが、当主自身を含め領内にも多くの本願寺門徒を抱えていたことから、石山本願寺と戦っていた織田家と対立することになったようですね。官兵衛に姉がいたとか、その姉の嫁ぎ先と敵同士となったこととか、まったくドラマにはなかったので知りませんでしたw また、黒田官兵衛のwikipediaのページには、この英賀合戦は1577年5月となっていますが、他では1576年5月となっているところが多いので、恐らく黒田のページが間違っているのでしょう。時期的にも、政職たちが信長に謁見したのが1576年の年頭なら、1577年では時間が経ちすぎてますしね。wikipediaを頭から信じちゃいけないのは前から言われてましたが、ほんとにそうですねw さてもう行数も嵩んできたので、簡単に今回の感想を。話としては面白かったのですが、さすがに荒木の軍が御着に来たのは興醒めかな…。もっと官兵衛が赤松を説き伏せるところとか、見せてほしかったですね。軍師官兵衛の見せ場なんだから、真っ向から勝負してくれないとね。相変わらず鼻の赤い政職は、小市民っぽいですがなかなか食えない人物で、いいスパイスになってると思います。敵対している大名より、仕えている大名の方が説得できないってどうなのw 次回英賀合戦f<軍師官兵衛の腕の見せ所です。どう見せてくれるのか、楽しみですね。
【感想】ついに!やっと!殺人が! …起きたかも? まぁ予告で殺されたとか言ってたから、多分殺されたんでしょうね、五月が。一番殺されても可哀相でない女性が殺されてよかったです。しかし彼女も亘への気持ちは本物だったようだし、1人の恋する乙女であることには間違いなかったようなので、まったく可哀相じゃないこともないですね。ただ生来のものなのか環境のなせる業なのか、酷く性格が悪かった。さてここで、犯人当てダービーでもやってみますか。
[◎本命]桜田亘…直前にも五月の首を絞めようとしたり、順当に考えればこの人が犯人としか思えない。しかし動機の点からすると、首を絞めようとした理由は衝動的であり、以前から五月の恋心を利用していたことを考えると、元々怨恨があったとは思えない。
[○対抗]佐々木梨花…五月逃亡時どこで何をしていたのかはっきりしない。キャバクラでバイトをしていたのを隠すため、亘の言いなりになるなど大きな犠牲を払っていたのに、あっさり五月にバラされたことを、かなり恨みに思っている可能性はある。
[▲単穴]高野ナツ…美希が五月を追いかけコテージを出て行くところを意味ありげな視線で見送っているシーンがあった。亘と五月のせいで美希と別れたことは、結構恨みが深そう。ただ、殺すほどの動機とは思えない。
[△連下]笛木茉奈…コテージに残っていた。直接の利害関係はない。亘を愛しているが、五月が亘とつきあっていたのは、亘に利用されているだけだと知っていたし、直接恨む理由はない。ただ、性格を否定されるようなことを言われたことくらいか。
[×大穴]桜田美希…五月のすぐ後を追いかけた。五月のせいでナツと別れることになったが、それは彼女自身が決断したことであり、秘密をバラされたことより、秘密にされていたことの方に傷ついていたので、五月を殺すほどの動機はない。プレスレットを壊されたことも、ナツと別れた今となってはどうでもいいこと。お嬢様育ちであることも考えると、かなり可能性は低い。
[無印]篠裕太…五月たちを探しにコテージを出た。なんだかんだいって直接の利害関係はない。美希とナツが別れたことは、篠にとっては実はありがたいこと。五月も篠に対しては直接酷い言葉を投げかけたりはしていなかったはず。主人公であることも考慮すると、かなり可能性は低い。
まだ殺人が起きたと決まったわけではないのですがw こんな感じで予想してみましたが、いかがでしょうか。競馬に関してはまったくのド素人なので、記号や用語が間違ってたらごめんなさいw