ドラマ【隠蔽捜査】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/03/04 13:48:26
【感想】今回も面白かった! もうクオリティに関してはまったく心配はないですね、このドラマ。ただ今回は展開がやたら速く、ぼけっと見てるとすぐにストーリーがわからなくなりそうな勢いでした。最初だけは平和でしたが、すぐに事件が同時多発的に発生。東大井署管内での外務省官僚の殺人事件、大森北署管内での外務省OBひき逃げ事件、大森北署と麻取の確執、カザフスタンに墜落した飛行機に美紀の彼氏が乗っていたかもしれない疑惑などなど。次から次へと竜崎の元に難題が持ち込まれますが、どうやらそれが、麻薬とコロンビアという言葉に集約されてゆき、裏に上條の名前が浮かび上がってきました。今のところ麻取との確執はまだ麻薬でしかつながっていませんが、そのうちつながってくるかもしれませんね。麻取の矢島という男は、かなり厚かましく高圧的ですが、麻薬を許せないという気持ちだけは戸高と同じくらい熱いようで、一般市民からしたら、「なんで協力しないの?」って思っちゃいますよね。両者が緊密に連絡を取り合い、麻取は巨悪に立ち向かい、警察は末端の売人を検挙する、それでいいじゃないって。ただ思ったんですが、警視庁の組織対策課にも、確か麻薬を取り締まる部署がありますよね。所轄が末端の売人や客を取り締まるのなら、警視庁は組織を取り締まるはず。こちらの方が麻取とぶつかりやすいですよね。相棒では確か暇課長がその課の責任者で、たまに右京たちを借り出してますが、確か以前麻取と絡んだエピソードもあったと思います。麻取の矢島に升毅、外務省の竜崎の知り合い・内山に堀部圭亮、警視庁の上條の腰巾着に飯田基祐、今回もなかなかマニア心をくすぐるキャスティングですw 本流の外務省絡みの事件は、以外にも裏で上條が糸を引いていたかもしれないことがわかりました。南米で潜入捜査とか、何田耕作かって感じですねw しかし上條のこと、正義感とか責任感とか、そういう思いで動いたわけではなさそうです。彼が何故外国での潜入捜査などに手を出したのか。どう考えても外国のことなので、管轄外ですよね。そして何故潜入捜査に手を貸した外交官たちが次々と殺されたのか。マフィアに殺された現職の官僚はともかく、ひき逃げされたOBはもう引退してから数年。そんなに時間が経ったのに復讐されなきゃいけないことって何なんでしょう。そういえば、何故天下りしてなかったんでしょうね。そもそも2人を殺した手口がまったく違うので、同一人物の手によるものかどうかはわかりません。どちらともプロの犯行、特に前者はコロンビアマフィアの殺し方だったらしいですが、知っていれば真似ることはできますよね。今回、いつも竜崎たちを手玉に取っている上條が、珍しく攻められる側に回っています。この決着がつけば、ついに上條左遷か? いつも本音を口にすることがない上條が、何故竜崎と伊丹を目の仇にするのか、その口から理由を聞きたいものですね。