別府鉄輪温泉・湯治日記 その10
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2014/03/10 16:08:08
最後に書いておこうと思っていたのは、外湯。
鉄輪温泉には地域の人たちの共同湯として、外湯が6カ所あります。
一つが市営で、これは無料。
残り五つはそれぞれに共同湯を管理する組合があって、
私のような立ち寄りの利用者は100円です。
それ以外にも、いわゆる温泉版スーパー銭湯のような施設や
旅館・ホテルの立ち寄り湯利用もできるのですが、
今日は観光客向けの施設ではなく、
地元の方が普段利用するところに、
ちょっとお邪魔してみようかと思います。
で、その一つ、地獄原温泉(ジゴクバルと読みます)に、
夕暮れ時、お邪魔してみました。
入口のお賽銭箱に100円を入れて入れば、
中はとても簡素な作り。
小さな脱衣場があり、
そこから何の仕切りもなく、
お風呂場へ二段ほど段を降りるだけ。
お風呂場の真ん中には大きな湯船があるだけで、
銭湯のようにカランや鏡、腰掛ける椅子などは一切ありません。
プラスチックの桶しかありません。
ですから、みんな湯船の廻りにぺたんと腰を下ろして、
湯船からお湯を汲みつつ、身体を洗ったりシャンプーしたりしてます。
湯船の温度管理は、
お風呂に入っている地元の方が、
自分で流れ込むお湯の量を調節して行っているのでした。
至ってシンプルな外湯なのです。
まあ、何もない方が修理したり補充したりする手間が省けて、
何かと都合がいいのでしょう。
私は宿からタオルだけ持って来た利用者ですから、
かけ湯をした後、湯船に浸かるだけ。
そして、おばちゃんたちの世間話に耳を傾けてみたのですが…
でも、あまりにもたわいのない話ばかりなので、
おばちゃんたちがいったい何を話していたのか、
今では何も思い出せません。
私も惚けてきたか… ☆\(ーーメ)
でも、毎日温泉に入って、
たわいのない世間話をしながら、
惚けていくのなら、それはそれで悪くない…
そんな気になった長閑な春の夕暮れでした。
…というわけで、
結構長くなってしまった別府鉄輪温泉・湯治日記、
いかがでしたでしょうか。
もう少し近くにあれば、
ちょこちょこ出かけてお湯の中、
ふやけた日々を過ごしてしまうのでしょうが、
ちょっと遠いのが玉に瑕。
でも、ある程度、遠いからこそ、
湯治に来ている気分にもなれるのでしょう。
今度はいつ来られるかなあ…
おしまい。
私の仕事は比較的自由にスケジュールを組むことができるから、
こんなことができるのでしょう。
その自由度の高さをもっと創造的な方面に発揮すべきなのですが、
すでに人間が堕落しているので、いつも遊ぶ方向ばかりへ向かっています。 ☆\(ーーメ)
だめだなあ、わたし。
とても楽しい気分になりました
ありがとうございます^^