ライフワーク
- カテゴリ:音楽
- 2014/03/10 20:53:21
オレの解釈では不世出の宝塚男役トップ、蘭寿とむがついに卒業する。5月11日が千秋楽である。もうチケットは取れまいし、最終公演は、マニアが涙を流す場である。オレの居場所ではない。
オレはタカラヅカフアンでもマニアでもないが、今から20年ほど前、あるマニアから徹底的に宝塚観劇の手ほどきを受けたことがある。
その人は、恋人ではなかった。彼女のお母様が、なぜかオレのことをいい人だと思っており、「話し相手になってやってちょうだい」ということになったのである。彼女にはマジで、宝塚フレンズの女性たちしかいなかったからである。
その頃オレは、結構稼ぎもよく、人生をおちょくっているようなところがあった。
「オレ、酔っぱらいの遊び人だから」
彼女はそのまま信じた。超お嬢様だったのである。
観劇のポイント。
1・まず、全体の構成を見る。トップだけ注視しない。
2・娘役の力量はまず歌で判断し、男役は踊りを観る。
そのほかにも多くあったが、さすが超マニア、しっかり的を射ていた。
ある日。
「ああ、どうしよう、いっちゃんが辞めちゃう」
世界の終わりが来るかのような悲嘆ぶり、当時彼女のイチオシだった一路真輝が、引退することになったのである。
「いっちゃんが宝塚からいなくなったら、わたしも、もう、ファンやめる!」
この絶叫にいちばん喜んだのは、彼女のお母様とお父様であろう。
時は流れる、彼女が4回観に行った最終公演も終わり・・・
しかし、相変わらず、彼女は宝塚マニアだった。
肩書は家事手伝いの彼女のおこづかいは月15万円也。
「足りないから、兵庫の宝塚劇場で観るときは、ホテルに泊まるのやめて、友だちと4人共同でアパート借りたの、ね、偉いでしょ?」
「www」
見るに見かねたお母様が、彼女をたしなめた。
「もう、いいかげんになさい。宝塚は、趣味でしょう?」
そこで、彼女は、忘れがたい名言を吐いた。あまりに名言なので、オレは今でもアレンジして使わせてもらっている。
「趣味じゃないもん!ライフワークだもん!」
オレは思う、彼女は今も、ライフワークを追い続けているに違いないと。
お子さん二人を医者に育て上げた後、娘時代のライフワークを復活させて、男役トップを二人育て上げた様です^^;
毎日お弁当を作って、楽屋に届け、ファン倶楽部を束ね、卒業公演では億ってお金の管理もしてたから、驚きです^^; そのお嬢さんも、結婚したとしても、復活してライフワークを続けるかもよw
でもいい台詞ですね、私も使わせてもらおうっとw
意外に宝塚飽きて、他のものに夢中になってたりして(・・;)
それにしても月のおこづかい15万円@@