Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


夜の旅


真夜中のハイウェイ
誘われるままに
車に乗り込んで
あなたとひた走る


道路を照らす
光をすり抜けるように
どこまでもどこまでも
無言のまま


じっと前を向くあなた
私の瞳も
じっと前を向く
心はあなたの方へ


真夜中のカフェ
ちょっとした休息
そっと手を伸ばせば
あなたの手が重なる


流れ込んでくるのは
愛情なのか
今はそう思いたい
二人だけの沈黙


あてもない旅だけど
あなたといることが嬉しい
誘ってくれたのが嬉しい
私を選んでくれたのが嬉しい


沈黙の旅だけど
あなたの声を探してみる
愛してるって言ってくれても
それはあなたらしくない


愛してるっていうのは
私も同じ
声には出せないけど
いつか伝えたい


ひた走るハイウェイ
海岸線で車を止めて
海を眺める
聞こえるのは波の音だけ


引いては返す波
不動のものなどない
でもこの愛だけは
決して動いては行かない


「もう行こう」
やっとあなたが声を出す
手を取って立ってくれる
そのぬくもりが嬉しい


街に帰るハイウェイ
現実に戻って行く
ただ変わらないのは
お互いに交わす愛情だけ


いつかやって来る日を待ちながら
こんな風に過ごすのだろう
それでもいい
あなたらしさを忘れなければ


別れがくるとしても
この日は忘れない
それでもいい
あなたらしさを忘れなければ




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