Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


髪を切る日


髪を短くしたのは
あなたのせいじゃない
でも鏡に映った私を見た時
何だか悲しくなった


風になびく髪も
さらさらと音もたてず
肩に手を当てても
そこには過去の私はいない


恋が愛に変わらなかった
その瞬間
私はどうしていただろう
心は鬱ろのまま


変わりたかった
変えたかった
今の自分が悲しかった
手の届かないあなた


追い求めていた
追いすがりたかった
でも進めなかった
意気地のなかった私


もううつむいたままなのか
もう泣きはらしたままなのか
それは違うと誰かが言う
かすかな光があるのだと


ほんの小さな光があるなら
それを求めて行こう
たとえまた躓くとしても
心がなえるとしても


短くなった髪
それは悲しかったけれど
あなたを忘れるわけじゃなくて
あなたを心に刻むため


そしてまた新しい恋に
落ちて行くのだろう
それが会いに変わる瞬間には
髪は元に戻っているかもしれない




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