Nicotto Town


すずき はなこ


田舎に暮らす。

山の魅力、海の魅力を感じるのは、
シーズンオフの誰もいないときだと思います。

対岸の小さな漁村を呑み込むように、
山麓から霧が降りてきて、
そのまま海まで続いて行きます。

しとしとと降る春の雨をかいくぐって、
裏の山にタラの芽を採りに行きました。
地元の村人の口伝えに、
「山に入るときは、喋ってはいかん」と言われました。
人が、立ち入っている喋り声を、他の人に聞かれては、
その場所が、山の恵みの豊かなことがばれてしまうからだと言います。

たしかに、山の恵みは、驚くほどに豊かです。
香り良いツワブキは、山椒と絡めて佃煮に、
もう少しすれば、ホウロクイチゴと言われる野イチゴが、
大きな寸胴鍋にいっぱい収穫でき、美味しいジャムになります。
そして、ハチクの若たけのこは、
1年分のラーメンメンマになるのです。
ビワもアケビも、数々のキノコたちも、
「人が植えたものでないモノが、たわわに実る」楽園のようなところです。

その楽園を、声をひそめて歩くのです。
慈しみ深い、温かな霧雨をくぐって、
ポキポキと、踏みしだいた低木の枝の音だけを聞きながら。

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2014/03/27 23:48
こんばんはぁ。以前住んでいた所も山や竹林があって、ママ友はタラの芽をつんで天ぷらにして食べたと話していましたが、どこで採ったのかははっきりとは教えてくれず、それどころか、「採りに行かないでよ」と釘をさされました。
違うやん。行かないけど、あなたの持ち山ではないでしょ。とムッとしたな。などどつまらん事を思い出した。あ~私、病んでるかも。 心穏やかに、春を感じながら野山を散策したいなぁ・・・。豊かな自然のなかでいる、はなこさんが羨ましいっす。ここも田舎なんだけどな。灰汁の強すぎる人たちに辟易な毎日だからなぁ・・・・haaaa・・・・
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2014/03/27 15:45
夢芽さん、ありがとうございます。
リアの世界、ここで暮らすのが長くなればなるほど、
恵まれた環境に感謝します。

最近、仕事で都会に出ることがありましたが、
なんだか病んでいる人が多いのに、驚きました。
むかしから、多かったのでしょうか。

わたしも鈴ちゃんも、田舎に引っこんでいると、
人に会うことが少ないからなあ、
分からなかっただけなのかしら?
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2014/03/26 20:22
山の知識と、食の知識があってこその、自然の恵みですね^^
最も豊かで、最も人間らしい暮らしだと思います^^
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2014/03/26 19:54
ⅿ‐kenkenさん、こんばんは。
わたしと、鈴ちゃんも中途半端農園やってるの。
(家庭菜園にしては、大きく、農家にしては小さい)

そうだ、当たり前だと思っていましたが、
野菜って、自分で作るとおいしいです。
一生懸命、大きくなってくれたのが、分かるんですものね。
そうだ、そうだ、感謝しないと~♪

大事なことを思い出せました。
ありがとうございます。
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2014/03/26 18:44
タラの芽の天麩羅が食べたくなりました、旦那実家に
帰ったとき、時期がいいと旦那親戚がくれて食べたりします。

だんな母の実家は農家なのですごーく美味しい野菜も
もらって天麩羅です^^

ここの野菜のお陰でうちの子の野菜嫌いは減りました^^



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