ドラマ【軍師官兵衛】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/03/31 14:11:34
【感想】なんて分かりやすい死亡フラグ。そろそろ竹中のことについて調べないといけない時期と思うのですが、それは後に回します。今回も歴史書の行間のような部分がテーマで、本当のことかどうかわからないことが多かったですw 確かなのは、官兵衛が秀吉に姫路城を明け渡したことくらいでしょうか。秀吉に姫路城を使わせ、自分は二の丸に住み、他の一族は職隆の隠居城よりもっと遠くの国府山城というところへ移らせたんだそうです。わからない部分は、小寺政職についての部分。彼についてわかっていることは少ないです。どこを見ても黒田家所縁の人物として主だった活躍くらいしか載っておらず、正確な人物描写やエピソードは見当たりませんでした。以前も書きましたが、この時代一国一城の主として君臨していたからには、ある程度の実力の持ち主だったとは思うんですね。家柄だけで存続できるような時代ではありませんからね。しかしこのドラマの政職は、やたら矮小な人物として描かれており、特に鼻が赤いところはもう喜劇といっても過言ではありません。ただ、雰囲気に流されやすく、嫉妬や実子への執着の強い人物として描かれがちですが、雰囲気に流されやすいということは、有能な家臣がいれば、その家臣の能力を活かすことができる人物でもあるということです。事実、官兵衛の進言に従い、織田に味方したところまではよかったと思うんですよね。その後がいけませんが、それはまぁ、織田が天下を取る(一歩手前ですが)ことがわかっている今だから言えることだと思います。さて、竹中の話に移りましょう。竹中半兵衛は1544年生まれ、官兵衛より2つ年上でした。彼の活躍は今までドラマの中でも結構描かれており、大体あの通りですが、伝説も多い人なので、話半分に信じといた方がいいでしょう。ただ、当時の主君・斎藤龍興から稲葉山城を16人で奪ったという話は本当らしく、それを後に返還しているところから、我欲は薄い人物だったと思われます。しかもそれが1564年の話ですから、なんと弱冠20歳での出来事だったようです。ぜひ今時の荒れる成人式でこの話をしていただきたいものですねw この頃は寿命が今より短く、中学生くらいの年で元服する時代ではありましたが、今との差をまざまざと見せ付けられる感じがします。ドラマの現段階での官兵衛も半兵衛も30代前半ですが、当時は今働き盛りと言われる40代くらいの感覚だったんでしょうなぁ。寿命が延びるのはいいことなのかもしれませんが、成長まで延びてしまうのは考え物ですw そして今回フラグが立ったので知らない方も予感したでしょうが、終わりは突然訪れます。結核で吐血はかなり末期の段階。この時代は間違いなく死病だったでしょう。しかし、もう少しだけ半兵衛は活躍します。しかも官兵衛のその後の人生に大きく関わる形で。それをどんな風にドラマで描いてくれるのか、楽しみにしています。