世にも恐ろしい殺意。
- カテゴリ:ニュース
- 2014/04/08 19:11:48
むかし、大阪本町にロクサンという、犬がいました。
ロクサンは、商家の飼い犬で、長く可愛がられていましたが、
ずいぶん、歳もとったので、可愛いというわけでもない・・・、
しばらくして、おかみさんは、どこからか子犬をもらってきました。
やっぱり、若くて小さい犬は可愛いと、みんなから大事にされました。
ところが、ある日、谷町6丁目あたりで、
当時走っていた路面電車に轢かれて、死んでしまったのだそうです。
なんで、そんなところまで行ったのか、
わかりませんでしたが、
おかみさんは、また近所で生まれた子犬をもらうことにしました。
そうすると、今度は、前の道路で、車に轢かれて、
あっけなく死んでしまいました。
2度あることは、3度あるといいますが、
今度こそは、小さいうちに死なすまいと思い定めても、
やっぱり、電車や車に轢かれて死んでしまうということが続きました。
おかみさんが、またまた、どこからか可愛い子犬をもらってきて、
そうそう、そんなことは続くはずがないと思っていたある日のこと、
家の普請に来ていた大工さんが、とうとう、
見てはならないものを、見てしまったのです。
家人や出入りの人たちが忙しくなって、
子犬に構わなくなる頃合いに、
なんと、ロクサンが子犬を伴って、
表通りに足取りも軽く出て行くのだそうです。
先輩の老犬にじゃれるようについて行く子犬は、
わざわざ、交通量の多い道路や、線路の方へ連れて行かれたそうなのです。
ロクサンは、主人の愛情が子犬に移るのが嫌だったのですね、
何もわからない子犬は、そのまま轢かれて一巻の終わり・・・。
恐るべし、ロクサン。
脚注:今日、うちに来ていた大工さんの友達の話し。
にこるさんは、ほんとに、よく本をお読みになっていますねー。
平山夢明さんですか、
探してみます。
でも、怖い本みたいだなー。。。。
兄弟姉妹で差がある場合などに、弱い立場の方が陰湿なコトをやらかし、最悪官憲のお世話に…
周囲の何気ない言葉などに彼らはひどく傷つき、上の立場の相手を仇が如く憎み、手にかけようとします
そんなオハナシを平山夢明さんという方が文庫本で10冊以上も書いてなさるので、興味があったらどうぞです
一瞬誰だか、分かりませんでした・・・。
「ロクサン、おそるべし」が、今、我が家の流行語大賞です。
以前から飼っていたワンちゃんも可愛がらないと新しい子は
前の犬に可愛がってはもらえません。
私は実家にレイラを連れて行っても実家の犬を可愛がってます、
散歩も一緒にするし遊ぶのも一緒。
なので実家犬の前で 「レイラと遊ぶ?」と言うと尻尾を振って
くれます。
今日、おじいさんから聞いたとこなんですが、
もう、背筋がぞおおおおおおおっとしました!
犬が、犬を殺すなんて!
信じられない!
これ、仏教だったら、犬畜生道から、どこへ落ちることになるんだろう?!
恐いよっ!
いぬたは明朗で屈託のないコであってほしい。
どっちかっていうとネコタのやりそうな話なんですがね・・・。独占欲って人だけじゃなく動物にもあるんですねぇ。「愛情」って薬にもなり、毒でもあり。やっかいなんだなぁ・・・。
あぁ~こわい・・・