Nicotto Town



黒猫目日記114 (花の妖精とガーデン島)

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春真っ盛りである。
街には色とりどりの花が咲き乱れ宙を舞う桜の花びらが春本番の訪れを祝うかのように降り注いでいる。
浮かれ気分で広場に出かけると不思議な方と出会った。花の妖精殿と申されるそうな。
ガーデン島より春の陽気に誘われて街に遊びに来られたとか。

この国の草花のタネはすべてガーデン島で生まれ大きな不思議を秘めておるそうな。
確かに、ここの花木は他とは違い一昼夜にして見事な花や実を付けたり、手毬や角松が収穫出来たりと真に不思議な物ばかりだ。
極めつけはあの猫の首の如き・カボチャ・・・いや、止そう思い出して夢に出そうだ。(|||▽||| )

しかし、花の妖精殿は島に帰るための地図が破けて風に飛ばされ難儀されて居られる。
可愛らしいお顔の大きな目がいまにも泣き出しそうに潤んでおる。
よしよし、( ̄/// ̄)bそれがしが地図を探すお手伝いをして差し上げましょう。

まず、中央の大きな花かごの中から一枚の地図の欠片が見つかった。
しかし、春の風は気まぐれでこの大きな街中を吹き荒れて行ったようじゃ。
自然広場で一枚、ニコット山でまた一枚、パズル広場にショップ広場、おしゃべり広場と街中探し回ってやっとすべての欠片を拾い集めた。

花の妖精殿は嬉しそうに笑みを浮かべて申された。
「ありがとうございます。ガーデン島にご招待してお礼を差し上げます」
いや、お礼など・・え、さようか・・ (;`∇´)そこまで云われるならばご招待御呼ばれ致しまする。

こ、ここがガーデン島かΣ(°д°)百花繚乱とは正にこの事じゃやな。
巨大な花が所狭しと咲き誇り木々に囲まれた中に花の妖精殿の住処であろう石造りの庵が建っている。
花のように笑いながら妖精殿は一枚の服を持ち出してきた。
「お礼のプレゼントを受け取ってくれますか?」

え!プレゼントってこの服の事かぁ?
あー、人にはその似あう似合わんがあって・・・えー、その・・・・・
「きっとよくお似合いになりますわ♥」に~こっり(✿^▽^✿)

・・・・・・・・・・・はい・・・ありがたく・・頂戴致します。(;ー_ー)

ふう~~、些か着るに勇気が要る服なれど折角頂いた物なれば一度袖を通して見ねばなるまい(ー_ー)
着替えていると着物の袂から地図を探して花の中をかき回しているうちに入ったのであろう小さな花びらがいくつも落ちて行った。
あとで掃除せねば・・・


茶太郎・・・・・・・・・・・どうじゃ?( ̄◇ ̄)
茶太>・・・・・・・・・・・・BUMOO(・・・・・微妙)





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