ドラマ【MOZU】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/04/12 15:57:04
【感想】木9の刑事ドラマ対決は、こちらのMOZUに軍配が上がったようです。なんでTBSもテレ朝も、いつも同じようなドラマを作っちゃうかね~。以前は医療ドラマ対決もありましたよね。あの時はテレ朝に軍配が上がりましたが。というか、TBSは渡鬼以降、この枠を若年層向けとし、ジャニや若い俳優を主役としたドラマを制作してきましたが、中高年層向けのドラマを出してきたテレ朝に大きく水をあけられてました。今期、初の勝利なんじゃないでしょうかね。まぁ、今期のTBSはWOWWOWと共同制作で、かなり本気を出してますから、当然の結果かもしれません。主役の年齢からして、いつもとは逆ですからね。高齢化社会の日本では、若年層向けのドラマは、視聴率を稼げないんですよね…。さてMOZUですが、作りが普通のドラマと一線を画してます。まず映像が映画っぽく、予算もかなり取られている様子。キャスティングも豪華で、すぐ死んでしまう役でも結構な俳優さんが割り当てられています。そのせいで誰が本当に重要人物なのかわかりづらいですw 例えば新谷の身元を探すのを協力した女性記者が、今絶好調の有村架純なのですが、今後彼女が出てくるのかどうか謎。犯人役が出落ちするようなドラマよりはいいかもしれませんが…w 次回予告も映画の予告編みたいな感じで、意気込みが感じられますね。ストーリーの方は、かなり複雑です。一応、西島が演じる公安の倉木が主役ということになっていますが、捜一の大杉、そして殺し屋の新谷の、主に3人の視点から描かれています。倉木と大杉がコンタクトを取ることが多いのに対し、新谷はまったく別視点であるのが面白いですね。しかし新谷もまた、使われていた立場なので、事件の全容を知っているわけではなく、消されそうになり一命を取り留めるも記憶喪失になっているため、彼自身が握っていた秘密(ICチップ)についてまったく忘れているという有様。しかし自分が殺人鬼だったことはなんとなく覚えているらしく、自分を狙う人間を躊躇なく殺してしまいます。この新谷を池松が演じているのですが、今までいい人や堅物を演じることが多かった池松の、新たな面を見ることができそうで、これからも楽しみですね。爆破事件の実行犯は新谷で、彼が狙っていたサイバー・テログループの筧の荷物に爆発物を紛れ込ませ、それを爆発させたというもの。筧が大物を脅して爆弾を手に入れると言っていたのは、恐らく新谷が雇われていたというアテナセキュリティのことでしょう。そして筧を始末することはできたものの、新谷を殺そうとした男たちが言っていたことから、繁華街での爆発は計画外だったのかもしれません。そしてアテナは新谷を殺すことにしたと。しかし新谷は恐らく自分の身の安全を確保するため、アテナの重要な機密が入ったICチップをどこかに隠し持っていたのでしょう。恐らくそれは、倉木の妻が退職前に関わっていた事件と関わりがあるのかも。つまり、今回の爆破事件は大きな陰謀の氷山の一角に過ぎず、もっと大きな秘密が隠されているのではないかと思います。ただ、もし倉木の妻が爆発現場にいたのが偶然でないとすれば、繁華街での爆発は意図的なものだった可能性もあります。うん、まだまだわからないことが多いな。夢に出てくるあの変な顔の話もあるしw とりあえず今のところ期待通りの出来ですね。ただ、ちょっと見逃したり聞き逃したりすると、わけがわかんなくなるほど伏線が張られている感じがするので、あまり気軽にながら見とかできそうにないのがつらいですね。
ながら見することの多いテレビは、映画と違って少し気を抜いてもわかる程度のドラマが
いいのかもしれません(;´Д`)