ドラマ【ビター・ブラッド】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/04/16 17:12:37
【感想】なんだろうこの不安定感。あの踊る大捜査線を世に送り出したフジが作ったとは思えない、リアリティに欠ける刑事ドラマ。武装した犯人グループが多数の人質を取って銀行に立てこもっているのに、所轄の刑事の号令で突入しちまう刑事ドラマなんだぜ。まぁそういう刑事ドラマは他にいくらでもあるから百歩譲っていいとしても、ラッキーセブンを思わせるオッシャレーな演出だが、キャストがそれに合っていないw メインの佐藤、渡部、忽那あたりはいいとしても、他のキャストは今までの刑事ドラマでおなじみの泥臭い個性的な人ばかりで、オッシャレーよりもその個性を前面に出した演出にした方がよかったんじゃないかな。キャスティングはテレ朝あたりの刑事ドラマを好む人たちを対象にしているのに対し、オッシャレーなノリは佐藤健ファンを対象にしている。あぁ、だから不安定な感じがするのか。でもって、父を毛嫌いしているという主人公だが、なんかそれほど仲がこじれているようには見えないし、普通の父子でも、このくらいの感じの父子いるよねと思えるくらいの中途半端さ。あと、佐藤健、前より太った?w 元々肩幅とか狭い華奢な体型だから、スーツが似合わないんだよなぁ。その上、なんかおなかがぽっこりしてるように見えてしまって…。彼は和服が似合う体型ですよねw 電王の頃はかっこよかった…というか可愛かったんだけどなぁ。ていうか、最近佐藤サイドでも東映サイドでも、電王に佐藤健なんか出てませんでしたよ?的な感じが薄ら気持ち悪いですね。彼の出世作であることには間違いないのに、両者で利害でも一致したんでしょうかね。ま、それはともかく、自分でも何だかはっきりしないのだけど、このドラマを見た感想というか、見て生じた感覚は、「不安定」と「中途半端」。脇を含め、キャスティングに心残りはあるんだけれど、これなら視聴切ってもいいかなぁという出来。キャスティングだけなら隠蔽捜査並にいいんだけど、フジが作ると何故かこうなる。やはり、フジはよほどの自信作でない限り、刑事物には手をつけない方がいいんじゃないかな。