Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【TEAM】

新番組 TEAM~警視庁特別犯罪捜査本部
テレビ朝日 水曜夜9時~
【あらすじ】商事会社勤務の岡本の遺体が発見された。現場の状況などから所轄の丸の内西警察署は自殺とほぼ断定しているようだが、刑事部部長・谷中は、管理官の佐久を呼びつけ捜査本部の設置を促す。捜査本部設置が決まり、島野係長以下、捜査一課13係の刑事たちも動き出す。佐久は、管理官付き運転手兼刑事となった屋敷に、捜査本部が置かれる所轄署ではなく事件現場へ向かうように指示する。その頃丸の内西署では13係の刑事たちと所轄署刑事たちが対立していた。本庁が捜査本部を設置したことに納得がいかない様子だった。

【感想】今期は目玉がないかもしれないと思っていたところ、このドラマのすぐ後に始まる「花咲舞が黙ってない」が好視聴率で発進しましたが、相変わらずマイペースなミステリー好きの私は2桁もいかないマイナーなドラマを選んでしまうようですw 花咲は、あの驚異的な人気を誇った半沢の原作者×21世紀でもっとも視聴率が高かった朝ドラのヒロインの組み合わせだったのがよかったんでしょうかね。ちょっと前なら銀行が舞台のドラマなんか、視聴率取れるわけないみたいな雰囲気だったんですけどね。ま、別のドラマの話はそこそこにしときましょう。で、TEAMですが、どこかのサイトを読んで初めて気づいたのですが、女性のレギュラーがいないんですよw あの隠蔽捜査ですら一応ヒロインみたいな女性はいたのにね。引き合いに出すだけあって、TEAMは隠蔽捜査をちょっと小振りにした感じの社会派警察ドラマです。主人公は管理官ですが、キャリアではありません。ノンキャリで最年少で管理官になったという設定。そしてちょっとベクトルは違うけど、やっぱり変人です。隠蔽の竜崎が、本当は公務員としての熱い使命感に燃える男だけど、融通がきかないので周囲から変人扱いされていて、じっくりつきあってみるといいやつだということがわかる、みたいな感じでしたが、今回の主人公はまだまだ中身は見えません。事件解決に情熱を傾けているのは確かなのですが、所轄ばかりか本庁の刑事たちまで駒扱いし、時には演技してまで相手の気持ちを動かし、解決に導くという、少しつかみづらい性格です。同じ変人ではありますが、竜崎よりはリアリティがありますね。竜崎はおかしすぎるw この主人公を小澤征悦が演じているのですが、この人、若い頃あまり好きじゃなかったんですよね。でも30代になってからぐっとかっこよくなりました。特にヒゲがよく似合ってた。日本人でヒゲを生やしてかっこよくなる人ってあまりいないんですよね。しかしこのドラマでは、最近はトレードマークになりつつあったヒゲをサッパリ剃り落としちゃいました。やはり公務員にヒゲは合わないってことだったんでしょうかね。ちょっと残念です。彼に関してはまだ書きたいことはあるのですが、行数が増えてきたのでまた後日に回しましょう。とりあえず視聴は継続することにしましたのでw 今回の感想で特筆しておきたいことは、私は見てませんでしたが、昨年好評だったドクターXでの存在が光った西田敏行について。このドラマでも彼の存在が要のような気がします。終始シリアスなこのドラマの中で、西田が出てくるとなんかホッとするんですよね。ずっしりとした安定感の中にも、何かやらかしてくれるんじゃないかという期待感をそそる、実に魅力的な存在。壮年の人気俳優は皆芸達者ですが、西田はその中でも特別な気がするな。また、このドラマでは腹に一物抱えてる役柄なので、そういう難しい役をどのように昇華してくれるのか、楽しみです。うーん、テレ朝っていうか東映は、警察ドラマをどのように作れば面白くなるか、心得てるなって感じ。ただ、視聴率がついてってませんな。小澤ではまだ主役を張るのは早すぎたのか…。




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